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2014年10月09日
 営業・工務の業務効率化と印刷機の生産性向上を目指す   生産管理面で統合し品質面で同一化する 2012年のdrupaで、小森コーポレーションはオフセットとデジタル印刷機を融合する「コモリオンデマンド(KOMORIOnDemand)」を発表した。1997年に速やかにインキ濃度を立ち上げる「ハイパーシステム」を開発し、その後も刷版自動交換装置を取り入れるなど段取り時間、準備時間の短縮化を進めオンデマンド化への兆しを見せていたオフセット印刷機に、2009年に発表した小森独自のUV速乾システム「H―UV」を加えて、オフセット機におけるオンデマンド性を完備した。 その一方でデジタル印刷によるオンデマンド化に備え、コニカミノルタとのOEMによるトナー方式のフルカラーデジタルプリンティングシステム「ImpremiaCシリーズ」を製品ラインに加えて、オフとデジタル融合への足掛かりを作るとともに、先のdrupaでB2サイズのインクジェット印刷機「ImpremiaIS29」を発表して、オフセットオンデマンドとデジタルオンデマンドの独立した2つのオンデマンドシステムを、並立機能させる「コモリオンデマンド」として確立させた。生産管理の面から統合し、同時に品質面での同一化を目指す「コモリオンデマンド」は「オフセットの色」を基準とするコモリの色管理技術を基に、オフセット機、カラープルーフ、デジタル印刷機など出力デバイスを全て管理する工程管理システム「Kステーション」がその要となる。営業と工務、生産現場を包括し、従来のワークフローとは、一味異なる出力機の群管理システムとしてJP展で発表されることになっている。 開発に当たる同社DPS事業本部DPS開発部副部長の波多野孝司氏は「印刷会社様の生産性をどう上げていくか、そのためにはどのような仕組みがあればよいのか」をJP Recommend Seminarで講演する。営業や工務が本来の業務を効率化し、印刷機の生産性も上げなければいけない。この命題に「Kステーション」が応えてくれるのかどうか。MIS情報と印刷機の橋渡し役としてスタートした「Kステーション」が今回Ver4として生まれ変わる。JP展を前に「コモリオンデマンド」の核心部分をお聞きした。   コモリオンデマンドのスタート デジタル印刷機の登場は、印刷環境に大きな変化をもたらした。必要な時に必要な枚数だけ出力する小部数・短納期性がオンデマンドの特性だ。この変化動向を捉えたコモリは「デジタル機が普及するという流れの中で、オフセット機はどうするのか」をテーマに、「オフセット機もオンデマンド化していこう」という方向を決定する。この決断を支えた一番大きな要因はH―UVシステムによる速乾技術の完成がある。波多野氏は「コモリ的に大きくアピールできるものができました。H―UVが出たことが一番大きな契機になったと思います」と振り返る。 しかしH―UVだけでは解決しない。コモリは10年以上前から、KHS(コモリハイパーシステム、現在はKHS―AIとして統合化)という、インキ濃度がすばやく基準に入る技術を完成させていたことも訴求要因の一つとなっている。それがH―UVで速やかに乾く。この二つの機能をうまく使えばオフセット印刷機でもオンデマンド的な運用が可能になる。オフセットのオンデマンド化はこうした基礎技術が土台になってスタートしている。 「速やかに基準濃度に入れて、それがすぐに乾くという、この二つのファクターが一番大きいわけですが、そのときにプルーフの標準化という観点も出てくるわけです。特に日本では、基準の濃度に入れても、仕事として通用しないケースが多い。プルーフが標準化されておらず、平台校正など、個々のクライアントさんごとの色で合わせなければいけない。せっかく基準濃度に速やかに入れても、そこから色調整をしなければいけない。そうであれば、プルーフの標準化も必要になってくる」。総合的なところで、オフセットのオンデマンドを実現するための要素として大きく三つあることになる。H―UVとKHS―AI、カラーマネジメント、この三つのファクターをうまく活かす事でオンデマンド的な運用をしていくことになる。 「オンデマンドは、必要なときに印刷物が納品できます。それは結果的に印刷会社の生産性が飛躍的に上がることを意味します。クライアントさんの要求にすぐにお応えでき、印刷会社の内部的な生産性も向上する、この両方ともがクリアできるというところでオフセットオンデマンド」と言っているのだという。 drupa2012では、オフセットのオンデマンドに合わせて、インクジェット印刷機「ImpremiaIS29」のお披露目も行った。その時点から、コモリの生産機がオフセットとデジタルの両方でオンデマンドを実現することの総称として「コモリオンデマンド」というコンセプトが確立された。   KHS-AIとH-UVで流れ造る コモリハイパーシステム「KHS」の登場は97年、オンデマンドシステムが登場し普及の兆しを見せるかなり前からのことになる。当時、前準備時間の短縮が主要課題となっていた時に、オフセット印刷機の自動化が進められたが、その一環として存在したプレートチェンジの自動化などを含めて、段取り時間、準備時間を短くするコモリのお家芸技術の一つとなっていた。「コモリハイパーシステムの一番大きな特徴は、基準濃度の迅速な達成機能です。プレインキング機能によってインキ被膜をインキローラー上にあらかじめ生成しておくことにより、刷り出し濃度を基準値に速やかに入れる機能です。これによって刷り出しから20枚目で基準濃度を達成することも可能となっています」。 その刷り出し技術に加えて、「JGAS2009でH―UV技術を発表しました。H―UV機では、表面の印刷が終わった後、すぐに裏面の印刷をし、後加工に回して納品できます。従来の油性印刷とは違い、乾いて出てくるので、すぐに加工して納品ができます」という速乾技術がオフセット印刷のオンデマンド化をより前進させたことになる。オンデマンド対応以外のH―UVのメリットについて波多野氏に説明を求めた。 「油性印刷で苦労していたトラブルがなくなることが大きいですね。例えばドライダウンによる色調変化がないので色合わせが容易になること、パウダーを使用しないことによる粉落ちトラブルの防止や後加工用の粉取り作業が不要になること、乾燥工程で発生していたキズ、コスレなどが防止できること、などです。また、速乾で後加工にすぐ回せるので、印刷物のストックスペースを小さくすることができることも喜ばれています」。 「工程管理的にもH―UVはメリットが大きいとのお話しをユーザー様から伺っています。納期的に明日までに表裏の印刷を完了させなければならない。油性印刷で乾燥時間を考えると、今日中に表面を印刷する必要があるのに夕方になっても下版されていない、というケースです。従来であれば印刷機オペレーターは下版待ちして、印刷は深夜に行うなどの残業対応が必要でしたが、H―UVであれば翌日に表裏印刷が可能ですから印刷の予定組も容易になります」。H―UV用インキは、コモリとインキ会社のコラボレーションにより作られている。印刷機械の開発だけではなくて、インキやランプも含めた総合的なソリューションによりオフセットオンデマンドは誕生している。 「従来は印刷機械だけを作っていましたが、材料系まで踏み込んで、コモリがイニシアチブを取って、こういうレシピで、この波長で乾くインキを作ってくださいと依頼して、出来上がるとKGC(小森グラフィックテクノロジーセンター)でテストをして改善要求もしています。その結果、実用に耐えうるインキを作り上げました。印刷機とインキとランプ、そういったものの総合力です。H―UVランプも、ランプメーカーに依頼して、コモリがイニシアチブを取ってコントロールしています」。 現状、国内外を通して400台のH―UV搭載機が出荷されている。印刷機メーカーのこだわりがつくりだした乾燥システムは新しい市場を作り上げたといってもいいだろう。   Kカラーシミュレーターでプルーフを標準化 コモリのもう一つのこだわりは「色再現」に現れる。カラーマッチングを行う「Kカラーシミュレーター」はオフセットの色を基準としてプルーファーやデジタル印刷機の色を決定する。「Kカラーシミュレーターは当初インクジェットプルーフのシステムとして開発しました。オンデマンドを実現するためにはプルーフの標準化が必須だからです。プルーフが標準化されていない状態では、速やかに基準濃度に入って早く乾くといっても、クライアントさんには受け入れてもらえない。実際には基準濃度に入れた後に印刷機上で大幅な色調整をしなければいけない。そうではなく、基準濃度に入れるとOKになるプルーフを作る仕組みが必要になります。オフセットオンデマンドを実現するために、カラーマネジメントのシステムが必要なので、Kカラーシミュレーターを開発しました。これが出発点です」。 ところが、デジタルオンデマンドが入ってくることにより、当然、デジタルの機械のカラーマッチングはどうするのかという話が出てくる。オフセット印刷機のプルーフ用として作ったKカラーシミュレーターは、コモリの生産機としてのデジタル印刷機もカラーコントロールをしていくことになる。 「既に多くのImpremia C60,C70、C80(コニカミノルタ Bizhub PRESSのOEM)でKカラーシミュレーターが使用されています」。このようにオフセット印刷の色を基軸としたカラーマネジメントを展開していこうとすると、オフセットの印刷機が不安定な状態ではコモリオンデマンドはうまくいかなくなる。そこで、オフセット印刷機をより安定して運用できるように、次のような働きをするKプレスナビが開発された。 「Kプレスナビは、オフセットの印刷機を正しく使用していただくための情報を、印刷のオペレーターに提供するシステムです。メンテナンス時期のアラームやメンテナンス方法、印刷機の使い方やトラブルシューティングをオペレーションコンソールに表示します。”印刷機のメンテナンス管理機能と動画付電子マニュアル”といった位置づけの製品です」。「Kプレスナビで、情報を印刷機オペレーターに提供して、印刷機を安定化させるためにメンテナンスをしていただく。そういうベーシックなところが重要です。その安定した機械で迅速に基準濃度を達成するのがコモリハイパーシステムです。その上で、測定機で測定してOKであればカラーマッチングをしていく。印刷の安定化という土台を固めた上でカラーマッチングを行う。これがコモリのカラーマネジメントの考え方です」。   Kステーションによる工程管理   「コモリのシステムはあくまでもオフセット印刷機ありきです」と波多野氏はいう。カラーマネジメントも工程管理システムのKステーションも、オフセット印刷機メーカーの視点でシステムを組んでいるのが特徴になる。「MISを使っている印刷会社ではKステーションがMISと生産機の橋渡しをします。MISを使っていない印刷会社でも、Kステーションで工程管理が可能です」。 Kステーションの仕様は印刷会社のニーズに応じて決められるようになっている。工程管理は既存のシステムで行うので、機械とのつなぎだけを希望するユーザーには、そのような仕様で提供する。自社の工程管理を刷新したいユーザーに対しては、予定組みや進行管理などを含めた仕様を提供することが可能だ。プリプレスから印刷、ポストプレス、配送までを網羅した本格的な工程管理機能を備えている。他社ソフトウエアベンダーの工程管理システムとの一番の違いは「印刷機ありき」というところで、印刷機を基点にして機械情報から、稼働分析、進捗管理まで管理される。当然のことながら一般的な工程管理システムに比べて、分析データの密度が濃い。「基本は印刷機の群管理です。Kステーションの本業は印刷機械の管理です。オフセット機もあればデジタル機もあります。プルーフの出力を含めて、印刷出力に関する情報はKステーションで管理します」。工程管理については、当然、営業があり、工務があり、プリプレスに関わる人々が何らかのかかわりを持つが、Kステーションは持ち場を何処に定めるのだろうか。「Kステーションはプリプレス側ではなく、工務の仕事を代行する形で工務に置かれるケースが多いと思います。しかしKステーションが工務側に置かれたとしても、営業、生産現場、プリプレスサイドの人たちも使っていく。勿論経営者、管理者の方にも使っていただけます。いろんな人がいろんなデバイスとつながった形で使えるから、名称をステーションとしているのです。また、今回のバージョンでは私たちは"タブレットワークフロー"という考え方をKステーションに組み込んでいます。これは営業・工務と生産現場のリアルタイムコミュニケーションを実現するツールとしてタブレットをフル活用するものです。メッセージやアラーム管理、ナレッジマネジメントやトラブル記録を簡単操作で行うことができるようになります」。   印刷機の稼働状況を見える化 5月、JP展で発表される「Kステーション」はVer4となっている。これまでにVer3があり、Ver1、2も今までに販売されてきたはずだが、以前のKステーションとはどのようなものだったのだろう。「MISと印刷機があるとすると、その間にKステーションがあって、MISの情報を受けてコモリの印刷機に送信して、コモリの印刷機の稼働結果を受けて戻す。旧バージョンは情報の橋渡し用ブリッジソフトとしての位置づけでした」。MISと印刷機間で情報を橋渡しするKステーションの機能は残しています。特に欧米のユーザーは、MISとの連携だけでいいというユーザーもいます。ただ、開発にあたってわれわれが調査した結果、日本ではシンプルな印刷工程管理システムを望む声が非常に多かったのです。そこで、従来のKステーションの機能を拡張して、すべての印刷機、工程にかかわる"予定組"、"進行管理"、"稼働分析"を可能とする工程管理システムにバージョンアップをしたのがVer4です」。勿論、デジタルオンデマンドにも対応している。   既存ユーザーとの接続をテーマに Kステーションを軸に、オフセット機の工程管理を含めて、デジタル機もプルーフも管理していく。今後はコモリのワークフローとしてシステム構築の中心軸となる。他社のワークフローとの送受信は可能になるのか。「これから商品化をしていくステップの中で、印刷会社様からすると、MISやプリプレスワークフローとの接続はどうなるのかという話になるので、CIP4接続を含めて、既存のユーザーさんのシステムといかにうまくつなげていけるかが、Kステーションの大きなテーマだと思っています。 市販のMISや自社オリジナルの基幹システム、エクセルの情報などの取り込みや会計システムに対するデータ出力。あとはプリプレスのワークフローRIPとのやり取りは、これから個々に実績を増やして印刷会社さんにご紹介していきたい」。今後の課題が有るとしても、その課題は各社ともみな同じであろう。まだまだしっかりした管理手法がとられていない企業が多くある現状では、案外と一番身近な管理手法となるのかもしれない。波多野氏は「そうしたユーザー様にどうすれば使っていただけるか、そのためのポイントは生産現場の視点にたったシステムを作ることだと思っています。そのためにはシステムがシンプルでなければなりません。忙しい日常業務の中で、誰にでもわかりやすく、効果を実感できるシステム。見てわかりにくい画面は排除して、いかに直感的なシステムを作るか、こうした点を常に意識しながらシステムの開発をしています」という。JP展での発表がどのように行われるのか、また、どのように受け止められるのか、現状印刷業界の意識把握にもなるともいえる。   【2014年5月10日号掲載】   ≫ニュース全文を読む

2014年10月09日
サポート体制の強さで-ミドルセグメント世界一に  Pro c 900というカラー機で業界に参入したのが2008年。その7年前からモノクロ機を発表しているが、カラー機の発表をもって業界参入としている。複写機の開発販売からスタートしたリコーのPOD部門を支える代理店の支援はプロダクション用プリンターの普及をもまた支えている。業界の中で最大のサポート陣容を持つといわれるリコーの「顧客第一主義」の根底がここにある。逆にまたリコーもPODノウハウを持つ販売店を支援する。販売店が売ったシステムは、リコーが完全サポートする。このサポート体制はリコーが誇るブランド力の要素となっている。その結果、耐久枚数30万から100万ページクラスのカラー機械は、2010年の調査で世界1位という実績を残している。 P展で一味違った展開を計画するリコーの小規模企業のためのPOD市場創出戦略の提供策を考察してみた。   ユーザーの足元強化へ支援策 最終ユーザーと直結することを企業風土として育ててきたリコージャパンは、お客様に成功してもらうための「価値」を、印刷物を通してどのように見つけ出してもらうかに全力を傾注する。この思考はプロダクションプリンティング事業のみならず全社的な理念として「カスタマーズ・カスタマーサクセス」の言葉を生み出す。システムを導入する商用印刷業者(プリントプロバイダー)と、その先のクライアント企業(プリントバイヤー)に向けられたビジョンとなっている。プロダクション機を扱う事業部も、当然このコンセプトに則って活動をしており、今回のJP展開催コンセプトと符合する。すでに同社は、2月のpage2014から、ユーザーの足元を強化支援する数々の支援策を打ち出している。「お役立ちファクトリー」というテーマで、ユーザーに対するお役立ち策の「見える化」を図る試みを積極化している。それは、単にプロダクション機を売るだけではなく、ビジネスで儲けていくためのサポートを行っていくことになる。いわゆる「モノ売りからコト売り」への需要創出活動の転換だ。その柱となるのが「お役立ちファクトリー」、言い換えれば「お役立ちコンテンツ」の提供になる。 JP展においても、リコーのブーステーマは「お役立ちファクトリー」に則ったものになる。リコーの機械を使用して、印刷企業がお客様にどのような「お役立ちコンテンツ」(お役立ち内容)を提供できるかを、アイデア・企画の段階から仕上げまでの詳細を、実作業の形で紹介する。そこでのテーマは「実際に機械を使ってお金を儲けていけるか」である。そのためには「クライアントは最終的にどういうコンテンツをほしがっているのか」を解明する。多くの作品サンプルとPOD機以外にどのような機器が必要になるのかも紹介される。JP展で紹介されるコンテンツ類は、これまでにリコーが蓄積してきた導入企業における成功事例に基づいたものばかりとなる。 導入企業の成功事例を紹介した「Pod Success」を30回にわたって発刊している。クライアントはどういう印刷物を使い、どういう成果物を得ているのか。日夜対応努力を重ねるプリントプロバイダーの実話を取材した物となっている。この冊子を通して「PODとはどういうものか」を理解してもらうことを目的としている。そのほかにも、セミナーやワークショップを展開する。誰もが導入前に悩む「悩み事を払拭してもらう」ことを目的に行われている。ワークショップは少人数制で、あえて小さい部屋を選び、フェイス・トゥ・フェイスの雰囲気を活かす形で設定される。印刷会社の社長を対象に固有の課題や問題点を語ってもらい、同席者がいつの間にか自然体で議論を交わすチャンスを作る。PODを入れるかどうか悩んでいる社長や、導入した社長が情報を交換することで、他社の解決策を自分の物にしていく配慮だ。 活発な意見交換を通して、どういう使い方をしているか、どこが悩みなのかを共有し、自ら解決策を見つけ出していく場を提供していくことになる。こうしたセミナーは、経営者向けの内容から、実際にシステムを動かす作業者など、さまざまな階層に向けて年間を通じて開催されている。小規模企業が身近な市場から、需要を掘り起こす方法を支援することがリコーの最大のポイントといえる。 ちなみにセミナーの内容としては、「ビジネス拡大講座」として、経営者を対象にPODだけではなくてオフセットも含めたすべての情報発信業者として、どのようにビジネスを拡大していくかを、コンサルタントの指導も加えて考えていく。「商材基礎講座」や「製作実践講座」などがあるが、実務を担当する者や、印刷企業における多岐にわたる人々が参加する。                         【2014年5月10日号掲載】       ≫ニュース全文を読む

2014年10月09日
エディックスシステム(広島市中区、山田修二社長)が開発・販売を行っている電気を使わない手動式紙反転装置「JSHANTEN」は、電気も工具も使わず、スペースも取らず効率的な作業環境を実現するものとして注目を集めている。同製品は、これまで課題とされてきた印刷現場における紙の反転作業における労力を解消するために開発されたもので、誰でも簡単に紙積みの反転が行える。作業手順としては、専用パレットを上に置き、ワンタッチでシャフトパネルとサイドキールを取り付け、グリッドポストを付ける。そのまま給紙台へ移動し、シャフトパネル、サイドキールを外すだけで用紙が反転できる。 排紙台からハンドリフトで出したその場でそのまま紙の反転が可能なため、オペレーターが手積みの力作業から解放され、高効率な生産が可能になり、高利益をもたらす。ノーマルキールで紙の高さ70cm、ロングキールで紙の高さ100cmの反転ができる(ノーマルキールまたはロングキールのみの構成も可能)。 また、キャスター付きで移動も簡単・スピーディーに行え、反転後はそのまま給紙台に装填できる。使用後はタイル1枚分のスペースに収納できる。オペレーターが印刷しながら反転でき、アシスタントも不要な同製品を導入することによって、工場内の合理化やコスト競争力の向上に貢献する。 同社では、オプションで各紙のサイズに合わせた特製の反転パレット(A全・菊全・四六全ほか)をはじめ、ノンストップフィーダー用のパンフレット部材も用意している。同社が手動式紙反転装置「JSHANTEN」を開発した背景には、自社で印刷現場における紙積み作業で問題が発生したことが挙げられる。 「前工程はデジタル技術が活用されているのに、一番肝心な紙積みのところがアナログでオペレーターの力仕事になっていると痛感した。そして、普通に簡単に重い紙が裏返せないものかと考え、自社に見合った紙積み装置を開発しようと考えました」と山田社長は振り返る。開発に当たっては、原発停止などから電力供給が不安定なこともあり、電力を使わず、作業が難しくなく、場所も不要で1トンの紙がきっちりと積めることをコンセプトとした。そして、山田社長は匠の気持ちで試行錯誤を繰り返しながら製品開発に取り組み、完成した製品を2011年秋に社内で使い始めた。 その後、商工会議所の会合に参加した際に製品の紹介を参加者にしたところ、「便利が良いものだから販売すれば」と言われた。「買う立場から見るとデザイン的な部分をはじめ、いろんな問題があり、どのようにして販売すれば良いのかを悩んだ末、展示会に出展しようと決めました」と山田社長が示す通り、同社では昨年5月に開催された「JP2013情報・印刷産業展」に同製品を出展した。そして、来場者から「何か変わったものがある」と関心を集めることとなり、今年に入ってから同社には問い合わせも増え、販売台数も増えてきた。 中には、自動反転装置を持っている印刷会社からは「自動反転装置はあるが、バッテリーが故障して修理費がかかっているが、電気を使わないためその問題はないから安心だ」との評価も得ている。実際に同社では手動式紙反転装置を採り入れてから作業効率が4割アップする好結果を生み出している。 最近では、印刷機械メーカーからも同製品をオプションとして提案する動きがあるほか、業界外からも問い合わせが来るようになったという。「電気を一切使用せず、女性でも1トンの紙が、まるで綿でも回しているように扱えます。故障の心配もなく使えることから、オフセット枚葉印刷機の革命につながる製品だと自負しています」と山田社長は自信を示す。 実際、紙を反転する時間が大幅に短縮できることは、作業効率を高めることになる。「4色機を8色機までとは言いませんが、作業効率が4割アップすることは営業利益にもつながります」と山田社長は語っている。 現在、同製品はノーマル・ロング・フルセットといった3つのタイプが用意されており、70万円程度で導入できる(パレットは別売りで1枚25000円程度)。なお、同製品は5月15日からインテックス大阪で開催される「JP2014情報・印刷産業展」にも出展される。                               【2014年5月10日号掲載】   ≫ニュース全文を読む

2014年10月03日
「KOMORI Ondemand」をメインテーマに、5月より販売開始するフルカラーデジタルプリンティングシステム「Impremia C71」を初出展いたします。KOMORIブースでは、新製品 Impremia C71/C61の特徴や新機能の実演を交えてご紹介するとともに、〝オフセット″と〝デジタル″の融合による印刷の新たな可能性を示すソリューションビジネスをご提案いたします。実演では、先進のCMSソフト「K―ColorSimulator」によるオフセットとPODとのカラーマッチング精度をご覧頂きます。「K―ColorSimulator」は、オフセット印刷と各種プリンタ間でのハイレベルなカラーマッチングを簡単に行うKOMORI CMS(カラーマネジメントシステム)の中核システムです。 また、今後リリース予定の「k―Station ver.4」もご紹介します。「k―Station Ver.4」は、大量ジョブの処理工程を自動化、見える化し、〝オフセット″と〝デジタル″の双方の生産性向上を支援するシステムです。KOMORIは、永年培ってきた印刷技術とパートナー企業との技術の最適な組合せにより、お客様の課題を解決する為の多種多様な提案を積極的に行い、信頼される「PESP(プリントエンジニアリングサービスプロバイダー)」になることを目指しています。私たちKOMORIは、『こもりのちから』をプラスすることで、お客様のビジネス発展に寄与していきたいと考えています。オフセット印刷機にとどまらず、お客様のニーズに対応する優れた商品・サービスを提供するために、多岐にわたるPESP取扱商品を開発・  販売しており、今回は、KOMORI製印刷機に最適な消耗品資材・機材としてKOMORIサービスが販売するK―Supply製品をご紹介いたします。     【2014年4月30日号掲載】 ≫ニュース全文を読む

2014年10月03日
今年、創立80周年を迎えた富士フイルム。これを機に、「印刷システム事業」のサポートを一段と強化するべく、4月からは吉田南工場を富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)に統合し、刷版開発・生産・販売の一貫体制を確立。また、80周年記念事業として「FFGS WING CITY ashigara」(神奈川県南足柄市)を開設し、「デジタルプレス」および「フレキソによるパッケージ印刷」の普及・拡大を進めている。 さらに、2014年はCTPプレート製造開始20周年、吉田南工場稼働開始40周年と、「20・40・80」周年が揃った大きな節目の年。今回のJPのFFGSブースでも、印刷会社に「大きな利益」をもたらす強力なソリューションが勢揃いする。具体的には、「つかむ・つなげる・つくりだす」をキーワードに、ワークフローシステムを中心とした実践的なソリューションを紹介。 例えば、最新のWeb受発注システムにより発注の手間を大幅に軽減することで、クライアントの心をつかむ。あるいは、Webポータルシステムの活用により「業務の自動化」「事故ゼロ化」を進め、自社とクライアント、社内部署間を自在につなげていく。さらに、XMFの高速性・安定性・効率性を活かし、時間・品質・安心などの付加価値をつくりだす。こうした、制作に関わるすべての人・企業の活性化、利益拡大に結び付くワークフロー変革を提案する。FFGSが推進する「Eco&Fast Printing」についてのミニセミナーも行う。Eco&Fast Printingは、富士フイルムのCTPプレートや湿し水の提供とともに、印刷現場の課題を解決する印刷工程改善支援ソリューション。 JP会場では、大幅なコスト削減、超短納期対応、環境経営の実践アピールといったさまざまな経営的メリットや、具体的な支援内容などについて紹介。 また、「FFGS WING CITY ashigara」の一翼を担うパッケージソリューションの新ショールーム「GRANPACS Lab.Center」についても、映像・デモを交えて紹介する。会場内の企画展示スペース「デジタル印刷機用紙博」にも出展。Jet Pressシリーズをはじめとするデジタル印刷機の最新出力サンプルを展示し、圧倒的な画質、表現力を訴求する。会期中5月16日(金)には、JP主催の特別セミナー「JP Recommend Seminar」において、「つかむ・つなげる・つくりだす~営業と生産の連携から始まる企業のパワーアップ策~」をテーマに講演を行う。   【2014年4月30日号掲載】 ≫ニュース全文を読む

2014年10月03日
HP Indigoシリーズは現在、世界120カ国、6000台以上が実稼働しており、年間200億ページ以上が出力されている。さらに「drupa2012」で発表したB2サイズ枚葉機Indigo10000は、デジタル印刷の経済性を向上させるとともに、幅広い用途に対応することで、販売開始から1年で既に日本を含む世界24カ国で80台以上が導入されている。同社は今回、高い生産性と高付加価値アプリケーションを実現する機能を搭載した「HP Indigo7600デジタル印刷機」を出展。出展ブースでは、Indigo7600の特徴である付加価値印刷(ホワイト、隆起印刷、エンボス、特殊原反など)の実演を交え、「デジタルオフセット印刷」の高品質印刷が体験できるようにしている。また、後加工機とのJDF連携など増加する小ロットのジョブを効率的に管理できるさまざまなワークフローソリューションを紹介。 さらに、サンプルギャラリーではHP Indigoシリーズ/インクジェットデジタル輪転印刷機シリーズで印刷された一般商業印刷、出版、フォト、シール・ラベル、軟包装、紙器など多岐にわたる実例を展示し、HP Indigoの高品質とメディアの多様性を肌で感じることができるようにしている。 このほかにも、B2サイズ広幅機Indigo10000/20000(シール・ラベル、軟包装)/30000(紙器専用)のサンプルも多数展示する。                       【2014年4月30日号掲載】 ≫ニュース全文を読む

2014年10月03日
ワビットはインクジェットピエゾ方式のプリンタ「KURABO AZON UV Q ROTAX」「WBIT WJT―6000SW」を出展する。 「KURABO AZON UV Q ROTAX」は、厚盛印刷でデザイン性が高まる3D立体表現が可能なもの。積層出力による厚盛3D印刷で触って感動するお洒落なデザインをクローズアップする。8色インク(CMYK+白4色)対応で1度に白4色を重ね合わせるため従来の繰り返し印刷は不要。印刷時の工程を短縮することで高速印字が可能になり、生産性の向上も実現している。同時に、質やフォルムを選ばない多様な素材に対応。UV―LEDランプがインクを瞬時に乾燥、プラスチックや金属などお客様の多様化するニーズに柔軟に対応する。 スマホケースの側面や円筒物も専用治具で対応。個性のあるデザイン表現で人との違いが演出できる。 一方、「WBIT WJT―6000SW」は、浸透性油性インクでフラットな仕上り、摩擦や伸縮、耐光性に威力を発揮するもの。同製品による一番の特長は、油性インクであること。このインクは、厚物プリンタに多く見られるUVインクとは異なり、素材に浸透していく性質を持ち、曲げてもインクが割れることがないため、下地処理なしでいろいろな素材(ガラス・金属・アクリル・その他PET類・ゴルフボール・皮革・木材・漆器・布・スポンジ・ろうそく・石鹸)に印刷可能で、しかもコーティングしなくても剥がれにくいという特長を持っている。 画質においても専用RIP SOFTにより、2880×2880dpiという高画質の表現力を実現し、顔料系インクのため、耐光性にも優れている。第2の特長は、油性プリンタでは初めて白インクを搭載することが可能になったこと。これにより、素材に加えて色物にも印刷が可能になり、より一層の汎用性を持ったプリンタに仕上がった。JP2014では、プリンタはもとよりインクの特性を活かした印刷サンプルやそれに対応した各種印刷メディアを展示し、他のインクとの違いや強さ、汎用性を来場者に紹介する。                                   【2014年4月30日号掲載】 ≫ニュース全文を読む

2014年10月03日
リョービMHIグラフィックテクノロジー(堂本秀樹社長)では、「LED―UV印刷システム」をA3判縦通しオフセット4色印刷機「RYOBI 3304HA」と、2色印刷機「RYOBI 3302HA」の排紙部内に設置する開発を行っている。JP2014情報・印刷産業展では「RYOBI 3304HA LED―UV」をA3判縦通しLED―UV封筒印刷システムとして、アルファー技研の封筒装置との組み合わせで出展し販売を開始する。2月20・21日のオープンハウス(東京ショールーム)で、LED―UV印刷システムを搭載した「RYOBI 3304HA」を参考出品し、封筒への4色カラー即乾印刷の実演を行い、従来のコンベア搬送タイプと比較して機械設置面積が約30%削減している点など、来場者の評価が高く、今回の販売開始に至った。   主なメリットは次の通り。▽ランプ式と比較して消費電力が約80%少なく済み、電気代が削減できる。▽光源が長寿命で交換頻度を大幅に減らすことができる(対ランプ方式比較15倍)。▽オゾン発生がなく、環境に優しい。また、排気のためのダクト工事が不要で印刷機にLED―UVを搭載しても、機械設置面積は変わらない。▽封筒のカラー即乾印刷ビジネスに威力を発揮。油性インキによる紙封筒への印刷の場合、急いで納品すると乾燥が十分でなく、ベタ部の裏写りが納品時に発覚するなどのトラブルもあった。JP2014に出展する「RYOBI 3304HA」は、機械本体の最高印刷速度が毎時10000枚。封筒給紙装置との接続時は毎時8000枚が可能となる。UV印刷特有の臭いが軽減できる。従来は、箱詰めされた封筒を箱から取り出す際のUV印刷の臭いが、選定した諸材料によっては、気になることもあった。また、LED―UV照射光は、赤外線を含まないため、乾燥装置からの発熱が抑えられる。熱による印刷物の収縮を防ぎ、フィルム封筒への印刷にも適している。                         【2014年4月30日号掲載】   ≫ニュース全文を読む

2014年10月03日
リコージャパンは、顧客のビジネス拡大のヒントとなるさまざまな成功事例や成果物サンプルをはじめ、PODを検討のユーザーから、プロのニーズに応える最新のカラーオンデマンドプリンタを紹介する。「Customer`s Customer Success(CCS)」の企業コンセプトのもと、同社は顧客とその先のクライアントの成功を目指し、ビジネス変革を提案している。「JP2014」での同社の出展コンセプトは「お役立ちファクトリー」。めまぐるしい変化の中、印刷市場に求められ続けている業態変革。印刷ビジネスが再成長を目指し、業態変革に対応するためには、顧客目線によるコミュニケーション・マーケティングの提案が必要不可欠となる。 売上拡大につながる業態変革の提案として、顧客のその先のクライアントへ届く価値提供となる、さまざまな「お役立ち」コンテンツを用意している。「お役立ちファクトリー」としては、次のテーマを紹介する。▽顧客のビジネス拡大のヒントとなる、さまざまな顧客の成功事例や成果物サンプルの紹介。▽エントリーレベルからプロのニーズに応える最新オンデマンド機。▽新たな商材で売上拡大を目指すワイドフォーマット機の紹介。▽低コスト・短納期でビジネス立上が可能なクラウド型サービス「RICOH Web to Printサービス」の紹介。   主な展示機種は次の通り。■「RICOH Pro L4160/L4130」新製品のラテックスインク採用ワイドフォーマットプロダクションプリンタ。印刷業界や複写業界でのさらなる売上拡大を目指し、顧客のビジネス拡大に貢献する。■「RICOH Pro C5110S/C5100S」高精度な色再現性や凹凸紙に対応したコンパクトなカラープロダクションプリンタ。■「RICOH Pro C751EX/C651EX」クラスを超えたパフォーマンスと実績を兼ね備えたカラープロダクションプリンタ。                           【2014年4月30日号掲載】 ≫ニュース全文を読む

2014年10月03日
米谷印刷工業では、企業や店舗、またそこのPR商品などあらゆるものを擬人化という手法でキャラクター化することで注目度を上げ、全国そして世界にアピールしていこうという「大阪擬人化計画!大阪もえしょくプロジェクト!」を紹介する。キャラクターは、それぞれの商品コンセプト・企業理念を持ち、各社の営業マンとしてともに活動する。また、キャラクターは、全国公募システムにより、全国のデザイナー(絵師)のエントリー作品からのグランプリ選出となるため、運営コンセプトにあったパートナー(キャラクター)を数多くの中から選ぶことができるのも魅力のひとつとなっている。 最近では、大手企業や官公庁でも萌えビジネスが採り入れられている。大手企業では、日本のアニメーションの評価の高い外国への商品展開や、若者離れの目立つ商品のPRに役立てられたり、官公庁では、注意喚起や啓蒙ポスターなどの告知に萌えキャラを使用することで、広告の効果を上げている。1社1キャラの時代を迎え、何より自社のキャラクターを持つとキャラクターを使ったいろいろな展開がイメージできるようになる。このほかにも、同社主力特許商品である簡単開封「ゆめ~る封筒」も年々、販売数もアップし、好評を得ている。 開封率アップを目的としたDM封筒や、すべての人に開けやすい封筒ということで、企業のイメージアップ、CSRとして、採用されている。JP2014ではサンプルを用意している。さらに、同社のWEB制作部「WEB―YONET」では、SEO対策からスマホ・動画製作までクライアント様の要望にあったホームページ制作を請け負っている。 このほかにも、印刷会社の必需品である指詰事故防止ツール「フィンガード」も出展。断裁機など、あらゆる作業現場で効果を発揮。安全性・使いやすさ抜群のユニバーサルデザインとなっている。                     【2014年4月30日号掲載】                   【2014年4月30日号掲載】 ≫ニュース全文を読む