JP産業展協会が推奨する6社が業界の今と未来の課題に取り組む「JP Recommend seminar」新企画で開催
2014年05月07日

JP展の在り方を再考して

 

 機材展の在り方を問う声は各所から上がっている。生産機器のトレーディングを目的としたこれまでの機材展は、メーカー各社がショールームを設けてユーザーとのきめ細かい商談を行う中で役目を薄れさせていく。一方で、印刷企業は過当競争・料金競争からの脱却を目指して、差別化と付加価値創出の道を模索し、新たな技術と設備による特徴造りに動き出している。時代と環境が変わり、印刷企業が向う先は顧客との関係改善をはじめとして、顧客が抱える課題を、時代に即応した戦略の中で解決する方策の提案活動に移っている。

 この中で、新たな視点が生産設備の在り方に注がれ、利益に転化できるサービス化や付加価値づけの在り方に移っていく。同時に、それを実現するためには新たな投資が必要になることを感じ取っていく。すでに各機材メーカーや商社は、こうした印刷企業側の思考を反映したシステムを提供するために開発、製造、営業の各戦略を傾注させている。こうした業界の変化動向を背景に、印刷物を必要とする発注サイドのお客様と、そのニーズをかなえる印刷企業、ソリューションを提供するメーカーや販売店各社、さらにはネット関連のアプリ開発企業など印刷周辺のIT研究陣を包含する4者間におけるニーズとシーズを、マッチングさせる巨大なイノベーション・ハブ「JP展」として生まれ変わる必要性を感じている。

 新しいビジネスモデルの創出が全業界挙げてのテーマである以上、4者がそれぞれに持つニーズとシーズを掛け合わせることで、情報産業、コンテンツ産業、サービス産業の3機能を持つ「デジタル時代の新印刷企業モデル」を追求する「場」に変えていくことになる。

 

セミナー来場者の声を反映

 

 この考え方は、これまで会場内で実施した「オープンセミナー」の開催意図にも及ぶ。セミナー聴講者に対するアンケート結果からも、批判を含めて期待外れ、本当に聞きたいことが聞けなかった、などの声が寄せられる。出展企業の製品PRのチャンスを提供することを目的としたこれまでのセミナーでは、プログラムとして登壇する出展社に偏りがあったのも事実であり、また聴講者の半数を競合出展社が占めていたのもまた確かだ。その結果として、セミナーの内容は当たり障りのない表面的なものになる。これではメーカーの本音を聞きたい本来の聴講者には役に立たない。こうした声を集約する形で、JP産業展協会の西井幾雄会長は「新しい形のセミナー」を決断し、試みとしてJP展の開催趣旨に理解を示し、次世代につながる製品提供に責任を持つことを意思表示している企業を選び、JP産業展協会が推奨する形で指名する「JPRecommendSeminar」として実施することになった。

 推奨されたセミナー企業はリョービMHIグラフィックテクノロジー、正栄機械製作所、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ、小森コーポレーション、日本ヒューレット・パッカード、コニカミノルタビジネスソリューションの6社となる。印刷会社の意向や要望を活かす姿勢を持つこと、お客様や市場環境と向き合う印刷企業の目線から開発コンセプトが生まれていること、差別化や付加価値造りに新たな提案がなされていること、生産設備を中心とした従来の企業内部の変革から、提案営業を軸に外に向かう革新活動を理解していること、などを推奨理由としている。

 

聴講受付けは4月15日から

 

 セミナーのプログラムは左の表の通りとなる。来場者が聴講しやすい時間帯を選んだため、その結果としてセミナー数は従来に比べて少なくなっている。同セミナーンに登壇する各社は、今回の開催趣旨を理解し、開発中軸で現在から未来へ向けたソリューションに関与する人々が講師として送り込まれている。

 一部にはメーカーとの強力なアライアンスのもとにユーザー要望を実現させた一般企業講師が、ユーザーとメーカーの本来の在り方を語ることにもなる。ただし明確な規制が惹かれることにもなる。このセミナーには同業他社の参加は許されないものとなる。印刷会社と付帯工程を担当する企業だけを対象とすることになる。

 聴講は無料。定員は80名、定員になり次第締め切りとなる。締め切りは5月12日午後5時までの申し込みとなる参加申込方法は、JPホームページのセミナー「JPRecommendSeminar」からとなるが、インターネットとの連携手段を持たない場合はFAXで以下の宛先まで送信することを条件とする。申込を受けて「受講証」をメールまたはFAXで送り、聴講時に受付に提出する事となる。申込時の記載事項は(1)会社名、(2)聴講者氏名(聴講者が複数の場合は全員の氏名を記載)、(3)連絡先(メールアドレスおよび電話番号)④聴講したいメーカー名(複数聴講を希望する場合は各メーカー名すべてを記載する事)など。

 

 

■セミナー参加申込  http://jp-ten.jp/seminar/

■FAX06(6311)0288