カードプリンター用透明ホログラムリボンを開発
2014年10月30日

大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、カードに印刷した顔写真やID番号などの耐摩耗性を、これまでの5倍に高めるカードプリンター用透明ホログラムリボンを開発し、2015年4月に販売を開始する予定。


【開発の背景】
社員証や会員証、身分証などのIDカードには顔写真やID番号などの情報が印刷されている。カードホルダーや財布からの出し入れ、リーダーライターとの接触による傷つきや、日焼けによる変色を防ぐため、これらの印刷面には保護層が設けられている。従来の保護層は、摩耗に対する耐久性を測定評価するテーバー摩耗試験において500回以下の耐摩耗性しかない。そのため、傷により顔写真やID番号の視認性が損なわれ、カードの再発行が必要となることが頻繁に生じている。印刷面の耐久性が求められるIDカードについては、従来、保護フィルムをラミネート加工しており、この保護フィルムの費用や追加作業の負荷の軽減が求められていた。こうしたニーズに応えて、DNPは耐摩耗性を高めたカードプリンター用透明ホログラムリボンを開発した。
【製品の概要】
今回DNPが開発した透明ホログラムリボンは、テーバー摩耗試験で、従来製品の5倍となる2,500回を超える耐摩耗性を持つ保護層を有している。この透明ホログラムリボンを使ってIDカードに顔写真やID番号などを印刷すれば、保護フィルムをラミネート加工した場合とほぼ同等(DNP調べ)の印刷の耐摩耗性が得られる。印刷の耐久性をカードに付与できるほか、透明ホログラムも同時に加工できるため、偽造防止効果も付与することができる。
      
【今後の展開】
DNPは、国内外のIDカードをはじめ、クレジットカード、キャッシュカード、交通カードなどの分野に、今回の新製品を提供し、カードプリンターメーカーやカード発行企業・団体への導入を促進する。2017年度までの3年間累計で30億円の関連売上を目指す。
また、引き続き、今回開発した技術を応用して、透明リボンや大型のカードプリンター用リボンなど、製品ラインアップを拡充していく。

 

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