【ソーエイ】CTP専用ストッカーの新製品現像レス対応版を開発
2015年01月27日

ソーエイ(兵庫県明石市樽屋町6ノ6、齋藤雅彦社長)はこのほど、従来から販売してきた「CTP専用ストッカー」の新製品として「現像レスプレート対応版CTPストッカー」(特許取得済)の販売を開始した。同社が自社開発した「CTP専用ストッカー」は、CO2排出ゼロ・故障ゼロ・メンテナンスゼロの製品であり、シリンダーの角度調整によって稼働し、版の落下位置の調整が可能な点が大きな特徴となっている。
 「無駄をなくす」という観点から開発された同製品は、従来のストッカーと比較してモーターを使用しないため、消費電力が不要となほか、価格も従来のストッカーの約1/3を実現している。同時に、従来のストッカーと比べて約1/3のスペースで設置できるため、「設置スペースが足らない」と困っていた印刷会社・製版会社から高い評価を得て、これまでに全国各地で200台以上が設置されている。

さらに、キャスターが付いているため、約50版がそのまま印刷現場へ搬送が可能となるため、作業効率はもちろん、オペレータの負担も軽減できる。このように、印刷会社の発想から完成した同製品には、B2サイズ縦出力、四六半裁横出力、菊全版横出力、菊全縦出力といった仕様に対応する製品が用意されているが、出力機や版種類に合わせて特注品であっても請け負っている。
 今回発表された「現像レスプレート対応版CTPストッカー」は、CTPの時流として現像レスプレートが拡大していることに対応したものであり、自動現像機をなくすだけでは思ったほどの効果が少ない省スペース化ではあるが、同製品を採用することで驚くほどの省スペースを実現できる。
 実際に、ソーエイでは昨年11月にCTPを現像レスタイプの「PT―R6600」(大日本スクリーン製)に入れ替えて同製品で運用し、効果を上げている。「当社では、これまでに現像装置付きタイプのCTP専用ストッカーをCTPメーカーおよび販社や感材メーカーを通じて全国各地に200台以上を販売してきた。当社がCTP専用ストッカーを開発した背景には、CTPを設置する際にスペースの面で困ったことが挙げられる。そうした課題に対応するためにコンパクトでありながら、刷版が反転してストックできるものを自社で開発した。
 これまでに、全メーカーの機種に対応してきたが、ひとつだけできなかったのが、レコーダー部分から現像液を通さずにレコーダー部分から直接ストックすることであった。今回完成した製品は、その点を解決したものであり、メーカーによって仕様は違うが、全メーカーの機種に対応することができた。
 環境負荷低減のために当社でも現像レスCTPを昨年11月に導入し、ストッカーを入れ替えた。これまでに2000版以上を出力したが、何の問題もなかったため、販売を開始することにした」と斎藤社長は同製品を開発した経緯について述べている。実際に今回開発された「現像レスプレート対応版CTPストッカー」は、半円形のシリンダー版が現像装置の最終ローラーを通って版が落下するものであり、版を曲げて下ろすと版が反転するようになっている。ローラーを別に取り付け、刷版が出力されればセンサーが働いてローラーが回り、版が通り過ぎて落下してから3秒以内でタイマーを働かせてローラーが止まるようになっている。
同製品の主な特長は次の通り。

 

【環境対応】
▽ケミカルレスで薬品の購入費・廃液処理費用がゼロになる。
▽現像液交換メンテナンス不要。
▽廃液保管スペースがゼロとなる。


【省スペース】
▽現像装置が不要。
▽純正ストッカーが不要。
▽搬送部不要。


【特殊な版サイズにも対応可】
▽版サイズ・出力スピードに合わせたローラー回転数調整機能付き。

 

【四六全サイズから菊四サイズまで対応】
▽四六全(菊全)タイプと四六半裁(菊半)タイプの2機種(菊四サイズまで対応可能)。
なお、同製品はCTPメーカーをはじめ、感材メーカー・販社を通じて販売される。