新サイト「JP365」を常設
2014年06月03日

「ビジネスを熟成する場」は会期3日間では完結しない

来場者と出展企業を軸に

 

JP365ロゴデータ5月15日に開幕した「JP2014情報・印刷産業展」は、収益に転嫁できる印刷付加価値を、来場者と出展社が一緒になって発見する場になることを目指した当初の目的を果たして、17日大きな世界と共に閉幕した。
業界企業とお客様、さらには異業種異分野からの来場者を得て、ビジネスマッチングの交流を実現した今回のJP展は、終幕と同時に2つの惑星を生み出した。

一つは、ビジネスマッチングの流れを継続発展させるWebサイト「JP365」、もう一つは密着型サービスを本流とする印刷ARを商店街活性化事業として実地展開させる「仲間の駅」の本格活動だ。この2つの惑星は次年度JP展にリンクして成果を定着させる。

 

「製造業からサービス業へ」のサブテーマは「付加価値のあるサービスは収益に還元できる」という方向性を明確に打ち出すものとなった。最大の課題は「付加価値」をどのように見つけるのかになるが、営業・業務管理と生産管理部門の改善を前提に、2部門の効率化による相乗効果を提起して、出展各社に具体的な付加価値創出への概念とソリューション提案を依頼した。
「製造業からサービス業へ」の意味するところは、「お客様への満足提供」に他ならない。感覚・感情的な満足を含め、成型物としての印刷物の価値、新たな販促活動を実現させる技術的な価値、複雑な流通を解決するノウハウの価値、お客様の業務を改善する仕組み造りの価値、お客様の先のクライアントと編成する戦略へのアイデア提供の価値、どこでどのような要望をもっているかわからない。
 まず要望を知ることが提案戦略のスタートなる。全てが自社でできるとは限らない。マスメディアと組み合わせる紙媒体のこれからには、デジタル通信技術、音声・画像処理技術、デジタルデザインなど異分野・異業種の人々の協力が必要になる。
JP展が掲げたテーマは、印刷関連メーカーと同時に、他分野の技術や人との出会いを求める必要を訴えたものになっている。異能の持ち主が集まり、JP展の会場が巨大なイノベーション・ハブとなることを目指している。
こうした構想の中では「異分野・異業種の人と人が出会い、ビジネスを熟成する場」は,JPの会期3日間で完結するもではない。パートナーとの関係を熟成するJP展の延長の場が保障されなければ誰も真剣にはならない。JP展が、単に機械設備のトレンドの場であることから、新たな「付加価値創出」の場へと踏み出した以上は、今回の出展企業を軸とした「ビジネスマッチングの場」、ニーズとシーズを重ね合わせる場を設定していかなければ意味がない。
 この課題に一つの解決策が与えられた。年に一度の「JP展」を核として、そのJP展のビジネス交流を持続させる周回惑星として「バーチャルJP365」をWeb上で運営することだ。そして次年度「JP展」の会期にはリンクする。365日、JPの情報インフラを機能させ、「営業力」と「生産力」という企業の2つの柱を成長させ、利益に転嫁できる付加価値を生み出す体制作りをお手伝いすることが可能になる。
「JP365」は、参加出展した企業をはじめ、来場者、「彩りの村」をプロデュースした「仲間の駅」メンバーを当初は対象として、JP展初日の5月15日に発足した。
 「異分野・異業種の人と人が出会い、ビジネスを形成する場」をテーマに、お互いのニーズとシーズに応えられる人はだれでも参加できるものとするが、秩序維持のため会員制を採用し、維持管理のために会費制を採用している。法人企業、個人での参加など広範囲な「地域」「業種」「専門分野」の人々のマッチング活動を支援する総合型のサービス提供を行っていく。
 JP展で解決しようとして未解決になっている解決策を求めて会員に問いかけることや、自分の考えの正否をアグレッシブに確認していくなど、JPの感覚でやり取りができる。ニーズの投げかけでシーズ側の答えが、またその逆も考えられる。
その発展として、新商品の利用者を募ることも、特定の仕事を発注する形で受け手を募集することも、コラボを組む相手探しや、共同開発のアライアンス相手を募集することも、講師募集、パート作業員の募集、など異業種・異分野の人々の集まりだからこそ可能になることがさらに広がっていく。
 こうした案件は、「JP365」の運営事務局があらかじめ確認し、適合していると判断したものをビジネスマッチングへとつなげていく。マッチングが成功した場合でも報酬はいただかない。この際の希望条項については基本概要のみとし、詳細な情報交換は本人同士で話し合ってもらう。


「JP365」についての詳細は、事務局・印刷タイムスまでご連絡ください。詳しい案内パンフをお送りします。