『JP2017 ICTと印刷展』出展レポート-富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社-
2017年05月25日
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(社長:真茅久則、以下FFGS)は、4月19日(水)・20日(木)の2日間にわたり大阪で開催された『JP2017 ICTと印刷展』に、富士フイルムデジタルプレス株式会社・FFGSグラフィックサプライ株式会社と共同出展いたしました。会期中は多くのお客さまにお越しいただき、誠にありがとうございました。


JP展は今回から、会場をマイドームおおさか(大阪市・中央区)に移し、展示会名称も「ICTと印刷展」へと変更。2万2,501人が来場し、新たなスタートを切りました。
 FFGSは、“富士フイルムの技術力を、皆さまの「変革力」に。”をテーマに掲げ、ワークフローシステムおよびPODの戦略的活用をはじめ、インクジェット技術、省資源ソリューション、パッケージソリューションなど、幅広い分野のソリューションをトータルに提案。また、スポンサーズセミナー、JP事務局主催セミナーではそれぞれ「無処理CTPによる環境配慮印刷」「ICTの活用とワークフロー変革」についての講演を行ない、ご好評をいただきました。





【FFGSブース 出展概要】


■ワークフローソリューション
 印刷会社が抱えるさまざまな課題に応える多彩なソリューションを取り揃えました。ワークフローシステム『XMF』を中心に、MISと『XMF』との密な連携を実現する『XMF Controller』、自社とクライアント、協力会社、あるいは社内の遠隔拠点などとの連携フローを可能にするWebポータルシステム『XMF Remote』、ASP版のラインアップでいっそう導入しやすくなったWeb to Printシステム『iAutolay Magic』などを出展。個々のお客さまから課題を伺いながら、パネルや実機を用いて各システムを提案したほか、具体的な導入効果については、メインステージのデモで事例を交えてご紹介しました。
 CMS関連では、ファインジェットプルーファー『PRIMOJET XG V5.7』の複数拠点運用の事例を紹介。併せて、超高演色LED照明による色評価環境など、最新のプルーフソリューションをご提案しました。



■デジタルプレスソリューション


 デジタルプレスコーナーで目玉となったのは、最新鋭POD機2機種の実機展示。上位モデルの『富士ゼロックス VersantTM 3100 Press』は、毎分100ページの高速出力、薄紙から厚紙まで幅広く対応する用紙汎用性、お仕事に合わせて選べる充実の後加工オプションなどに注目が集まりました。また、POD機のスキャナを使い、色見本への色合わせが素早く手軽に行なえる『Real Match Assistant』にも、高い関心が寄せられました。
 ステージデモでは、クライアントに高い付加価値を提供するPODの戦略的活用ソリューションを提案。コンパクトサイズでありながら多彩な後加工オプションを備えた『富士ゼロックス VersantTM 180 Press』と『XMF』や『iAutolay Magic』の連携運用でデザインリッチなバリアブルカタログを制作するモデルケースを紹介し、大きな反響をいただきました。



■FUJIFILM Inkjet Technology


 富士フイルム独自のインクジェット技術を搭載したデジタル印刷機について、パネルとサンプルでご紹介し、高い関心が寄せられました。
 ワールドワイドで導入が進み、現在約100台が稼働している『Jet Press 720S』については、圧倒的な再現性・生産性・安定性などの特長を、技術解説も交えて紹介したほか、カーボン紙やキャンバス地などさまざまな基材に出力したサンプルや、後加工機との連携によりワンストップで製作できる紙器パッケージやカレンダーなどの多彩なサンプルを展示。仕上がり品質の高さを間近で確かめていただきました。
 また、ワイドフォーマットプリンターでは、即戦力タイプのLED UVプリンター『Acuity LED 1600Ⅱ』や、フラットベッド機のエントリーモデル『Acuity EY』の種類豊富なサンプルに注目が集まりました。



■パッケージソリューション


 軟包装をはじめとするパッケージ分野に向けては、市場で課題となっている小ロット対応や環境対応などを実現するソリューションをご提案しました。
 極小ロット対応やバリアブルパッケージを可能にする軟包装用UVインクジェットプレス『MJP20W』、生産性・再現性・環境性に優れたフレキソ製版システム『FLENEX SYSTEM』、高品質と高耐刷を両立した感光性樹脂凸版『富士トレリーフ Xタイプ』をパネルで紹介。また、食品包装パッケージを中心に、多彩な仕上がりサンプルを展示しました。
 FFGSグラフィックサプライ取扱製品では、フレキソ印刷機の各種パーツをスピーディーに洗浄できる『FLEXO WASH社製 自動洗浄機』、オリジナルのドクターブレード『Adflexブレード』など、品質向上・作業効率化に貢献する製品群をご紹介しました。



■FUJIFILM SUPERIA ソリューション


オフセット印刷向け省資源ソリューション『SUPERIA』の最新ラインアップと具体的な導入効果を、多数の事例とともにお伝えしました。
 中でも熱い注目を集めたのは、完全無処理プレートの新製品『SUPERIA ZD』。好評の『SUPERIA ZP』に新聞用無処理プレートの技術を投入し、高い耐刷性・UV印刷適性を備えたプレートです。これにより、いっそう幅広いお仕事で完全無処理プレートの活用が可能になりました。
 ステージデモでは、完全無処理プレートと、現場改善支援ソリューション『Eco&Fast Printing』を中心に、その導入効果をわかりやすく解説。『Eco&Fast Printing』については、従来からの「現場課題解決」に「CMS構築」「無処理プレート導入」「UV印刷導入・課題解決」を加えた新メニュー体系をご紹介し、お客さまの課題解決をよりきめ細かくサポートしていくというFFGSのソリューション提供の姿勢を示しました。



【FFGSセミナー 講演主旨】



◇今日の環境対応が、明日の利益を生み出す ~無処理CTPによる究極の環境配慮印刷~(4月19日開催)
講師:FFGS 技術部 部長 山南 信太郎


 「コスト削減」と「環境対応」という、印刷会社が現在直面している課題に対し、「省工数」を切り口にした解決策をご提案しました。
 具体策の一つとして挙げたのは、省資源効果が抜群に高い「機上現像型の無処理CTPの導入」。印刷機や印刷物に影響を及ぼさない機上現像の仕組みや、『SUPERIA無処理CTPプレート』の刷り出しの早さなどの優位性を詳しく解説しました。
 さらに、もう一つの施策として「高感度UV印刷の導入」を挙げ、その実現のポイントとなる、ローラーや湿し水などを含めた印刷機メンテナンスの重要性をお伝えしました。
 また、最新のソリューションとして、高耐刷・UV対応の新完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZD』、印刷現場の多様な課題解決を支援する『Eco&Fast Printing』をご紹介しました。



◇ICTを活用してワークフローの「最適化」と「見える化」を実現 ~利益を生む!ワークフロー変革の実践とWebポータルの活用~(4月20日開催)
講師:FFGS ワークフロー事業部 部長 佐々木 健至


 近い将来に印刷会社が直面する営業面・経営面における課題として、ジョブの倍増、ロットの極小化などを挙げ、これらの変化に対して、「情報の統合」と「ICTの活用」が必須になることを強調。その実践のステップとして、「管理システムの統合」「管理システムと生産ラインの統合」「Webポータルによる“見える化”」を順に解説しました。
 また、こうしたニーズに応えるソリューションとして、ワークフローシステム『XMF』、MIS連携強化ソフト『XMF Controller』、クライアントや協力会社などとの効率的な連携を可能にするWebポータル『XMF Remote』などを、「生産効率2倍」「CTP室の無人化」「クライアントの信頼獲得」といった導入効果の具体例とともに紹介。さらに、富士フイルムが提案する近未来の印刷工場『FUJIFILM Smart Factory』の構想をお伝えしました。