「JP2019・ICTと印刷展」開催概要
2019年04月12日
44回目の開催となる「JP2019・ICTと印刷展」のテーマは、「Start up Ocean Front~自動化設備を満たす需要創出策から始めよう~」です。
出展各社からの出展を通じて、「生産工程でもたらされる付加価値」と「発注者サイドに提供できる付加価値創出」が来場される方々に情報発信されることに期待が集まっています。

開催概要は次の通り
■名称=「JP2019・ICTと印刷展」
■会期=5月31日(金)。6月1日(土)
5月31日は午前10時~午後5時、6月1日は午前9時30分~午後4時
■テーマ=「Start Up Ocean Front~自動化設備を満たす需要創出策から始めよう~」
■会場=インテックス大阪5号館(大阪市住之江区南港北1ノ5ノ102)
■主催=JP産業展協会
■後援=大阪府・大阪市・大阪商工会議所・大阪府中小企業団体中央会・全日本印刷工業組合連合会・日本製紙連合会・日本洋紙板紙卸商業組合・公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会
■協力=公益社団法人日本印刷技術協会・大阪印刷関連団体協議会・大阪府ものづくり振興協会・水性フレキソコンソーシアム設立を考える会・販促アイデア協議会となっております。
出展各社からは、「来場される方々が、自社の経営実態と革新する業界の事実との間で、何をどのように解決していきたいと考えているのか」、その相談を受けたいと考えておられます。
「すでに導入されている設備や技術の中に、その解決策をどのような形で埋め込んでいけば良いのか」にお応えし、さらに発展する道筋を共に考えていくことを望んでいます。変わるデジタル社会の活況を支える側に立つ印刷業界として、より具体的な形で、より堅実な構想のもとに、体質強化策を見つけ出していけるJP展を、出展各社の協力を得て確立していきます。
そのうえで、「JP2019・ICTと印刷展」が設定するプリプレス工程以前のFrontが持つ機能として、次のことが挙げられます。

企業の証明
モノづくりとしての印刷企業には企画・デザインがあります。その根底としてイディアから始まるアイデア・プロデュース力が求められています。これをどのような形で成果物につなげるのかを証明することが需要獲得のカギになります。それは企業の社会的責任でもあり、結果としての信用力にもつながります。
また、印刷物として、どのような製品を作るのか、どのような技術を持っているのか。この課題に対しては、JP展から派生誕生した「販促アイデア協議会」の協力を得て「販促アイデアグランプリ2019」を会場内に設置し、参加各企業34社の活動実例でヒントを提供していきます。

需要の創出
作業効率や自動化を進めるにしても、生産力を生かす仕事量が確保されていなければ先には進みません。「需要創出」という合言葉だけでは疑問が残ります。小ロット・多品種・効率生産を目指す前提に浮上するこの課題を解決するために、どのような仕組みを作るのか、JP展に足を運ぶ来場者の最大の目的がここにあると考えています。
「販促アイデアグランプリ」エリアで示されるアイデア製品と併せて、効率生産を前提とするケースでは、デジタル印刷機メーカーが展示する事例サンプルや、デジタル加飾機器による技術アイデア製品に道を求めることができると思われます。先進企業が取り組むOEM事業の実例を紹介することにより、お客様が求める需要構造を変革する動きがすでに誕生していることを紹介していきます。
需要獲得のためのフローづくり
「モノづくりとコトづくり」。業界の中ではよく使われている言葉ですが、「コトづくり」に定形された方程式は示されていません。種まきから収穫まで時間がかかることもその理由のひとつと考えられます。
クライアントの要望や困りごとに対する直感力や調査・分析・発見と具体化に向けた社内体制の整備など、長期的な取り組みが必要となり、その成果は大きな市場を獲得することに結び付いています。
「スマートファクトリー構想」を目指す企業は、それぞれの需要獲得策の仕組みを完成させた企業が、その生産ラインとして構築していくと思われます。
言い換えれば、どのような設備を考えるにしても、「その前に需要構造の確立あり」が前提になります。
さらに言い換えれば、自動化の前にその自動化ラインに適応する仕事が用意されているかどうかにかかっています。
設備の組立
設備を導入するためには資金的にも人的にも、それに見合う仕事の質量が求められます。失敗しない効率的な設備を選択するためにもFront以前の需要創出策を十分に考えることが必要になります。この営業力と設備力は、デジタル機器という得体のしれない能力と、知恵と知識と情熱という人間力の等価交換であることも確かです。人口減少による人手不足が問われる中で、人手を設備に転換しなければならない時代の中にいます。
企業の継続発展のために設備の効率化が必要となる一方で、効率運用のためには仕事量の確保が必要にもなります。こうしたトレードオフの状況は、どのような場合でも付きまといます。その突破口を見つけるのは、何時の時でも人の意欲と設備力の調和にあると言えます。

矛盾課題からの脱出
JP展は、スマートファクトリーの構想を提示するわけではありません。できる所からの自動化は必須条件としながらも、着実に自動化のステップを積み重ねられる道を探すことを目的としています。そのために一番手堅い方策として、Flont側から体制を固め、突破口となる適切な設備を見つけてもらうことを目指していきます。
昨年のJP展と今年のJP展との違いについては以下の通りです。

●3年ぶりにインテックス大阪で開催
今回で44回目の開催を迎える「JP2019・ICTと印刷展」は、3年ぶりに会場をインテックス大阪に戻したことにより、機材搬入における重量制限が解消されたことにより、中型・大型の生産設備も展示・実演され、「生産工程でもたらされる付加価値」について最新動向が紹介されます。
過去2年間にわたり、大阪市内の中心に位置する「マイドームおおさか」でJP展を開催してきましたが、会期中に来場者のアンケート調査を実施した結果をもとに会場を「インテックス大阪」へ戻すこととなりました。
中小印刷業界の活性化策のひとつとして、「自動化設備を満たす需要創出策」が提唱される環境下にあって、最も身近な課題である小ロット・高速処理に対応する「お客様に提案できる業態への転換」を促す基礎づくりを可能とする製品が今回も数多く出展される予定となっており、新技術の展示と企業連携による展示によって「現状の設備機器をいかに効率化するか」「地場産業としての印刷営業力をいかに高められるか」など、競争が激化する環境下で、出展各社から激変する社会環境に合わせた提案が行われることに期待が集まっています。
●新元号となって全国初の総合印刷機材展
「JP2019・ICTと印刷展」は、4月1日に発表された新元号となって全国初の「印刷総合機材展」となることも注目のひとつとなっています。新元号のもと開催されるJP展に来場される方々も新しい時代に向けて事業の発展、業界のさらなる活性化に向けて決意新たにJP展に来られると思われますので、出展各社から印刷業界がさらに盛り上がっていくための方向性が示されます。
●大阪万博誘致決定による関西経済の活性化に期待
関西経済は2019年度も5年連続のプラス成長が見込まれており、10月に予定されている消費税率引き上げに伴う駆け込み需要などによって緩やかな回復が続くことが見込まれています。
2019年は6月に日本で初開催となる「G20サミット」が大阪市内で開催されるほか、9月には日本で初開催の世界3大スポーツイベント「ラグビーワールドカップ2019」の試合が大阪・兵庫でも開催されるなど、経済効果を高める催しが実施される予定となっており、これらのイベントに関連した印刷業界への特需にも期待が集まっています。
また、大阪では夢洲地区のポテンシャルを最大限に活かし、統合型リゾート(IR)を核とした国際観光拠点の形成により、国内外から人・モノ・投資を呼び込み、関西経済の持続的な経済成長につなげるための「大阪IR基本構想」が策定され、IRの誘致実現に向けて取り組んでいます。
さらに、昨年11月には2025年に「国際博覧会」が大阪で開催されることが決定しました。大阪での「国際博覧会」は6年後の2025年開催ではありますが、実施されまでには関連する印刷物の需要はあると考えられます。
加えて、2020年7月24日から開催される「第32回オリンピック競技大会(2020/東京)」「東京2020パラリンピック競技大会」でも、印刷業界に経済効果をもたらされる上げ潮ムードも高まり、首都圏にと止まらず、関西経済にも波及すると思われ、関西経済が浮揚する機運が高まる中でJP展の開催となります。
●各種展示内容
一方、経済産業省では「コネクテッド・インダストリー」を提唱しており、産業と産業、人と人、人と機械が今までとは違った結び付きをすることで付加価値を高めていくこと呼び掛けています。
印刷業界と他の業界、印刷技術と別の技術など、今までとは違った結び付きで新たな付加価値を高めていくためきっかけとなる情報収集の場になるための準備を「JP2019・ICTと印刷展」を主催するJP産業展協会では進めています。
4月2日現在で「JP2019・ICTと印刷展」には特別展への参加企業を含めて98社から最新情報が発信される予定となっています。
■「販促アイデアグランプリ2019」
「JP2019・ICTと印刷展」は、機材トレーディングの場であると同時に、時代環境が求める印刷物の使命を印刷発注者とともに考えていくために真のパートナー探しについて情報を発信し、複合メディアにおける印刷業界の役割を考察していくことも役割のひとつとしています。
「JP2019・ICTと印刷展」の会場内に設置される「販促アイデアグラフンプリ2019」では、34社の参加企業から集客・販売を支援する多彩なセールスプロモーションツール、最先端の印刷技術、多くのPOP関連商材など、最新のSP関連商材が展示されるととともに、会期中には成功事例発表会などを通じて来場者に情報提供していきます。
参加企業各社が独自開発された販促アイデア商品を披露し、来場者とのネットワークを構築してお互いに収益拡大に向けた情報交換を図ることによって、「発注者サイドに提供できる付加価値のあり方」を示していきます。
■「軟包装印刷設備&技術展」
また、オフセット印刷業界から初となるイノベーション事業・水性フレキソ印刷への参入としてその成り行きが注目されていることから、そうした動きを支援する立ち位置から水性フレキソ印刷グループ各社の取り組み紹介と併せて、普及傾向を示す小ロット軟包装印刷の現状を発表するテーブルトップ展示を「軟包装印刷設備&技術展」の名称で会場内に設置し、参加企業各社から情報発信して頂きます。
■「AR・VR特別展」
さらに、クロスメディア展開への対応策として、AR技術・VR技術を印刷メディアに取り込むための情報発信を行う「特別技術展」では、3社から情報が発信されます。
2025年に大阪で開かれる万博では、会場で直接展示を見る入場者だけでなく、仮想現実(VR)の最先端技術を用いて世界の80億人が「バーチャル来場者」として参加できることをコンセプトに掲げています。
大阪市の担当者が「今は想像もできないことが6年後には可能になる」とのコメントを発表するなど、最先端技術を社会に実装するための実験場として大阪万博が格好の舞台となる可能性が高まっています。
そうした社会環境の変化対応していくために、すでにAR・VRの技術を採り入れた事業展開を進めておられる3社から活用事例が発表され、協業していくための情報が提供されます。
●昨年より28社38小間増
4月2現在で「JP2019・ICTと印刷展」には特別展への参加企業を含めて98社から情報発信が行われる予定となっています。昨年と比較して参加企業は28社増え、規模も38小間増で実施できる見込みとなりました。
主催するJP産業展協会では、「JP・ICTと印刷展」の開催を通じて印刷関連業界のさらなる技術革新を図るとともに、機材展開催を通じて情報交換と親睦を図っていきます。
これまでにも、印刷関連業界に携わる方々はもちろんのこと、印刷業界が情報産業の一翼を担う産業であることを内外に情報発信してきましたが、今後も機材展の運営を中心に、印刷関連業界の団結と協調の輪を広げていくために、事業運営を展開していきます。
●KADOKAWA・㈱モリサワの提供による「フォント男子」大判サインを掲示
さらに、JP展の会期中に行われる併催イベントに来場される方々に印刷物の魅力を楽しんで頂く企画として、KADOKAWA様・株式会社モリサワ様のご協力を頂き、フォント擬人化マンガ「フォント男子」の内容を紹介する大判サインや登場人物の等身大パネルを5号館前にあるカリオンに掲示します。
同作は、さまざまなフォントの特長を踏まえて擬人化したコメディー漫画です。以前住んでいた町に戻り、モリサワ学園に転入することになった高校2年生のアンチックANを中心に、再会した親友の太ゴB101や、ゴシックにライバル心を燃やすリュウミン、担任の正楷書CB1といった、さまざまなフォントに囲まれた学園生活を描いたものです。
これまでに111話があり、5月10日には本紙化されます。そのデザインの一部を大判プリンタで出力し、JP展の来場者はもとより、併催されるイベントに来場された方々にも興味を持って頂き、パネルの前で記念撮影できるようにもしていますので、それらの方々がSNSで情報を拡散することが印刷業界の大きな宣伝になることを期待しています。