先日開催された「印刷タイムス創業70周年記念行事」にて、JP展50回記念開催にふさわしい特別企画が解禁されました。
印刷タイムス株式会社は11月11日、大阪・ホテル日航大阪にて「創業70周年記念対談&情報交換会」を開催しました。印刷業界の現在地を見つめ直し、未来の価値を考える特別対談が行われ、会場には多くの業界関係者が集まりました。
特別対談のテーマは「価格競争から価値協創・価値競創へ ― 印刷産業の未来を語る90分」。
全日本印刷工業組合連合会の瀬田章弘会長と、一般社団法人日本グラフィックサービス工業会の岡本泰会長が登壇し、実務経験を踏まえて業界の課題と可能性を多角的に議論しました。司会は株式会社バリューマシーンインターナショナルの宮本泰夫氏が務め、時代背景、地域密着と広域競争、顧客との協創、地域・社会への価値発信など、幅広い論点を提示しました。
対談は3部構成で進み、
・価格競争に陥った背景の検証
・印刷の価値再定義と新たな付加価値創出(情報設計・企画・DX支援など)
・ブランド戦略、異業種連携、人材育成を含む「価値競争・協創時代」の展望
と、未来志向の内容で深く掘り下げられました。

対談後には、32階「スカイテラス」にて約150名が参加する情報交換会を実施。作道印刷株式会社・作道孝行社長、大阪府印刷工業組合・髙本隆彦理事長、株式会社モリサワ・森澤彰彦社長、大阪シーリング印刷株式会社・松口正社長より祝辞が寄せられ、富士フイルムグラフィックソリューションズ株式会社・山田周一郎社長の乾杯で交流がスタートしました。
また、「JP2026・印刷DX展」や販促アイデアグランプリなど各種イベントの案内も行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。
JP展50回目、大阪で業界4団体のリーダーが未来を語る
今回の対談を受け、開催50回目を迎えるJP2026では、業界4団体トップが一堂に会する「特別パネルディスカッション」を開催します。
・全日本印刷工業組合連合会
・日本グラフィックサービス工業会
・全日本製本工業組合連合会
・日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会
この4団体の会長が勢揃いし、印刷産業の未来戦略を徹底的に議論します。業界の横断的な視点が集約される、これまでにないスケールのハイライト企画です。
価格競争を超え、価値創造へ。
地域と社会に選ばれる印刷産業をどう再構築するのか。そして、次の10年に向けて何を創り出すのか。
その答えを、JP2026の会場でともに考えていただければ幸いです。50回記念特別パネルディスカッションに、どうぞご期待ください。
