不思議な紙風船

 かって、手動写植が全盛のころ、東京の写植組合の後援を得て、九段下の科学技術館を会場にして「写植フェア」を開催するようになった。モリサワ、写研、リョービの3大メーカーをはじめ小型カメラ、現像機、印画紙、フイルム、版下台紙や定規、ロットリングなどを扱う資材メーカ―が全館を埋め尽くしてくれた。間もなくアメリカから「フィニッシュワーク」という言葉が電通の萱場さんによってもたらされ、「写植フェアー」は「フィニッシュワーク展」に変更され、萱場さんを会長とする「フィニッシュワーク協会」が設立された。  アイデアに富んだ萱場さんの理論は、米国映画産業の拠点ハリウッドに事務所を構えるポスター制作会社の技術をベースとするもので、萱場ファンが多数輩出すると同時に富山県の業者が「フィニッシュワーク協会富山支部」をつくりたいとして、短時間で支部を結成した。それ以後、萱場氏は東京と富山を往復して各種のセミナーや講演会の講師役を務めるために奔走された。  富山支部の集会場所は、「紙風船」という喫茶店だった。富山の薬売りがお客様へのお土産として持ち歩いた紙風船を店名として店内にアクセントをつけている。時たま風で揺らめく膨らんだ紙風船の中で、萱場さんは米国流のフィニッシュワークの真髄を語り、多くのアイデアとその基になる企画の実態を語り続けた。
 我々には初めて聞く無数の企画と実例が、まるで萱場さんが片手に持つ紙風船から出てくるように錯覚した。残念にも、その半ばで萱場さんは他界した。その当時、ある週刊誌が大手企業の将来の社長予測という特集記事を掲載したが、その中の一人に将来の社長候補として萱場さんの名前が記され我々の心をときめかせた記憶がある。ちなみに富士フイルムの将来の社長候補として、古森重隆氏(富士フイルムホールディングス:代表取締役会長/CEO)の名前が掲載されていた。

紙風船のアイデア

 築地勝鬨橋の近くに萱場さんは自分の事務所を持っていた。電通の社員としてアイデアと企画に責任を持つために、自費で事務所を借り、アメリカで発売されている日用品や事務用品、さらには玩具や時計、家電製品、菓子など、日本市場には存在しない製品を何列もの棚に並べ、アメリカからの情報を取り続けていた。
 箱根で行った一泊研修の翌朝、洗面所で一緒になると、見たことのないチューブを取だし掌に白いゲル状の中身を出した。何だろうと不思議そうに見ていると、指先で口の周りから顎へと塗り始め、カミソリを当てていく。そうシェイビングクリームなのだ。ニコッと笑うと使ってみると差し出された。またある時は、黒い文字盤の上に数字が浮かび上がっている腕時計状の物を手首に巻いて、自然なそぶりではあるが周囲の関心を集めた。その後、「007」の初期の映画で主人公のジェイムズ・ボンドが使用していた腕時計だ。今デジタル時計は様々な機能を付加して一般化している。
 冬場の観光客を集めるために、ANAが「九州でカイトと遊ぼう」というキャンペーンを旅行会社と共同で実施した。「カイト」とは何だ、それが「凧」であることは判明するが軽くて丈夫な米国発の凧に人気がつまり冬場の観光キャンペーンは成功した。
 誰よりも早くタネを仕込み、どれが人の関心を集めるのか。そのことに集中した萱場さんの影響は雑誌作りも及んだ。各種のカテゴリーを総合した雑誌が主流の時代に、テーマを男性・女性別に、さらに年齢で区分けして、それぞれを独立した雑誌に仕上げる編集方法を出版社に定着させた。右肩上がりの経済環境の中で誕生したとはいえるが、広告媒体を増やす電通自身の狙いがあったことは事実だが、この波に乗って出版社も売り上げを達成してきたのもまた事実だろう。
 社会に新たな風を吹き込む製品を提供する萱場マジックが、今でも頭から晴れないが萱場氏の片手に乗せられた紙風船から湧き上がる幻想と一緒になっている。

会場内の仮設商店街でO2Oの購買体験を

 分業化で成長した印刷業界は、デジタル技術のもとに集約されている。アメリカの情報もインターネットとモバイル機器によって、個人の情報として簡単に確保される時代になっている。合同研修の朝、洗面所で受けた感動は今も残る。萱場さんの頭脳を埋め込んだような紙風船の気配もいまだに心に残っている。
 紙風船を持ち歩いた富山の薬売りも、今は自動車でありとあらゆる薬を詰め込んでやってくる。それでも深く記憶に残された思いが、富山の薬を購入する。我儘を言い、我儘な値段でサービスを受け続けている。彼らの中に「紙風船」のイメージを求めても「それは昔の話です」と跳ね返される。今、紙風船は何処に飛んで行ってしまったのか。
 本当に消えてしまうほど、萱場さんの人の関心を引き、販促に影響を与えたアイデアや企画の本質は、一過性のものだったのだろうか。その種を求めて身銭を持って事務所を借り、日本にはまだないアメリカの商品を集めていた感性を、範とする人々はいないのだろうか。ニーズがあって動くのではなく、ニーズを創りだしていた企画力を、本当は中小中堅の印刷企業が学ぶべきではないのだろうか。
 その思いをJP情報・印刷産業展に残したい。紙風船から浮き上がるアイデア企画を「付加価値」と呼び換えているが、その付加価値を埋め込んだ紙風船は、企業経営者の片手に残されていると信じている。その価値の出し方は、それぞれの企業で考えればいい。販促に繋がる企画に変えてタイミングよく、弱気でも強引でもない提示の仕方を工夫すればいい。そんな思い場にJP展をしていきたい。
 いかに時代がインダストリー4.0の時代に向かおうとも、設備の大小、企業規模の大小にかかわらず、販促営業の種を仕込んだ紙風船は、経営者の片手の上に収まるものであるはずだから。

JPトピックス

2016年05月25日
5月23日(木)~5月25日(土) JP2016情報・印刷産業展で開催される実施セミナーを公開 <詳細> ■「経営改善セミナー」日本市場を牽引するトレンド情報 ■「drupa報告会」世界市場を牽引する先端トレンド情報 ≫ニュース全文を読む

2016年05月20日
「JP2016は、こうなります」を更新致しました。 JP2016からJP2017への開催趣旨と展開計画 ≫ニュース全文を読む

2016年04月22日
 会期6月23日に向け地下鉄6路線で車内吊り広告を掲出 「業界内と業界外」に向けた機材展で新たな道探る  今年の「JP展」開催にあたって、開催コンセプトと展示概要、併催事業などを業界に説明して協力支援を求める情報交流の場「プレJP」が、4月8日、大阪「太閤園」で開催された。 主催JP産業展協会を構成する6団体理事長による団体長会議、出展社説明会、プレJP基調講演会、情報交流懇親会などが午前11時から午後7時まで開催され、「印刷とスマホで築く豊かな生活環境」をテーマとする「JP2016情報・印刷産業展」は、会期6月23日に向けた最終準備を本格化した。    今年のJP展会場は86社234小間の規模で、「新たな市場創出を目指す付加価値づくり」を実現するシステム製品をはじめ、IT関連ツール、印刷企業が生み出した付加価値製品などが会場となるインテックス大阪5号館に集結する。 新たなビジネスモデル創出を目指して、料金競争からの脱却、差別化、付加価値づくりと追求してきたJP展は、今年、次なるステップとしての「企業風土の確立から企業文化の創出」へ歩み出そうとしている。 中小印刷企業の需要創造の場となる地場市場に向けて、「新しい印刷業界と技術」の姿を、一般社会に理解してもらう手がかりとして、大阪市内の地下鉄6路線に会期2日前から中吊り広告を掲出する計画が建てられているのも、スマホマーケティングに取り組む今日の印刷業界に、市民の関心を呼び戻すためとされる。 身近な需要創出に向けて、メーカーが提供する付加価値機能と、それを利用した印刷企業の付加価値づくり、この2者循環を既存の印刷発注社と印刷発注に無縁な一般市民を含めた3者循環「業界内と業界外」を意図した機材展へと、今年のJP展は第一歩を踏み出すことになる ≫ニュース全文を読む

2016年04月01日
インダストリー4.0と人間力、中小中堅企業が取り組むべき「印刷ルネッサンス」 印刷復興の基礎に人間尊重  企業は創業当初からのお客様の仕事に合わせて設備を導入し、その生産工程と合わせた営業体制を整えてきています。生産量や仕事の内容を反映した機種選定や管理体制を進化させながら、各社固有の事業形態を構築してきているわけです。 しかし今日のIT全盛の市場は、劇的に変化し、複雑な形で発注される仕事は多岐にわたる品種と小量・個別化の度を高めてきています。印刷物はITデバイスとの共存を求められながら、デジタルマーケティングの販促ツールと成り得るかを発注者から問われても来るといえるでしょう。受注営業から創注営業への戦略切り替えにともない、小部数高速生産を可能にする生産・営業形態の構築が必要になって来ています。商業印刷はもとより、書籍ページ物分野でも、紙器パッケージ、ラベル印刷でもデジタル化へ向かう流れが示され、これまでの設備・技術の在り方を再考する必要に迫られています。  一方で、コンピュータ管理によるデータの一元管理と、設備機能の一元コントロールによる自動・無人化に向かう動きも加速し、コンピュータに出来る事は全てコンピュータにまかせようという「インダストリー4.0」を主軸とした「印刷の未来」を目指す動きも加速化しています。これまで印刷業界はいくつもの変革の波を越えてきましたが、また新たな「プリント4.0」「IOT」「スマートファクトリー」と表現されるトレンド技術思考が、中小印刷企業の頭上に覆いかぶさってきているのが今日の業界の姿といえるでしょう。 こうした「印刷の未来」に向けた流れに対しては、規模の大小にかかわらず実現できると肯定する側に立つことは極めて難しいといえるでしょう。グローバルブランドの商品販促を担う企業や、大量印刷の定期発注を受ける体制を整えている企業は、「インダストリー4.0」の構想と向き合い、生産力の強化を進めることで競争力を高めることになるかもしれません。しかし地場を中心として足場市場を固める小規模企業にとっては、同一構想の中で企業の将来像を組み建てるわけにはいかないでしょう。コンピュータの人工知能を活かした生産技術を導入していくことは、印刷産業として大切なことですが、人間力を軸として展開する「ものづくり」は、いつの時代でも中小企業の基盤技術となっていることを根底に据えておくことを忘れて、私たちの「未来像」を描くことは出来ないからです。 現状の企業体質を強化することを第一段階として、設備の高度化や,紙媒体を活かすITマーケティングへの対応に、穏やかな歩みを進めていくことが、今とるべき第一の対応策ではないでしょうか。この段階を通して既存の企業体制や生産形態を、順次、時代に合わせて整えていくことに、全社一丸となった取り組む時だと考えています。 その過程の中で焦る必要はないと思います。今回のdrupaが「プリント4.0」を謳い、「印刷ルネッサンス」というならば、印刷復興、人間性の尊重を旨とする「ルネッサンス運動」は、企業社員による独自風土の構築と企業文化創出に向かおうとする中小印刷企業の、これからの動きこそが「印刷ルネッサンス」に他ならないと思っています。 ニッチ市場その深化と拡大  大阪府印刷工業組合が主幹する未来研究会が「差別化技術を生かしながら、新たな価値を付加することで収益に転嫁していく」道筋を打ち出した後を受けて、JP産業展協会は、「差別化と付加価値づくり」への取組を各企業が実際に受け入れるためにはどのようなことが必要なのかを各企業の動向と照らし合わせ、また識者の意見を聞きながら検証を続け、JP展をその報告の場としてきました。未来研究会のスタートから今年で5年目を迎えますが、当初は、横道にそれた路地の迷路の先にある小さな仕事の在り処、それを「ニッチ市場」と考えていました。しかし今、デジタル印刷をベースとして構想される「プリント0.4」の目指す先を、誰もがまだマーケティングの枠組みを創っていない市場を切り開くことにあると考えるのだとすれば、私たちのニッチ市場は「これまでと違う手法で得た仕事」、新規となるお客様を開拓した実績をもって「新たに創出された市場」と見做してもいいのではないかと考えています。 最初は小さな仕事であるかもしれませんが、やがて大きな幹になる「新たな価値」への経路だといえるでしょう。JP展が進めてきた「差別化」と「付加価値づくり」は、その先の目標地点をきちんと持つ出発点、滑走路であったと思っています。今回の「JP2016情報・印刷機材展」が、やがて飛び立つ離陸の場になることを願っています。  れぞれの企業にはこれまでに培ってきた経営方針があり、その思いを具体化するための仕組みが構築されています。経営と技術、労務の掛け合わせによる「印刷物を収益に代える方程式」を描いている経営者の方々は、時間軸をもとに利益を計測しています。それは現在も未来も変わらない、すべての印刷企業に共通した企業の内部体制その喪です。 それに対して、導入している設備の効率効果や営業の活躍の仕方、あるいは外部の協力企業のありようは、差別化を基本とするため多様性に富み、様々な形態を示すことになるでしょう。企業変革が求められるとすれば、この内部体制と外部形態の両面に、「変化へのきっかけ」が生じる何らかの刺激が加わらなければならないと考えています。 JP展が「付加価値づくり」をテーマとするのは、その企業に集う全社員が参画できる「価値づくり」への関心を呼び起こす「切っ掛け提供」を目的としてきたからです。性格が違い、趣味も、好き嫌いも、やりたいこともそれぞれ異なる人たちが発信する「それぞれの色」の点を集めて、一つの画像に組み上げていくこと。その点の集合体は近くでは判別できませんが、一歩離れて外部から見ると、印刷物と同じように明確な形になって再現されています。  それぞれの人たちが、世の中に拡散された各種の情報と接し、それぞれの感性で膨潤させ、その中から至る気づきを得てアイデアにつなげる可能性を秘めていると思います。この前向きな人間の創造力を結集することが、企業が次にステップアップするための最も必要な条件ではないでしょうか。JP展が、経営者とすべての働く人々に「付加価値づくり」のテーマを通して、新しい価値の創造を共有してもらう場となればと願っています。そのためにも差別化により造りだされた既存の価値を、さらに高めていくことが、これから始まる全てのことの原点になると考えています。 次の段階へと導く企業風土  コンピュウターの人工知能に支えられた生産力は、量と時間に制限を受ける受注エリアでこそ、その力を発揮するが、商店街の一軒一軒をまわり、中小の一般企業をクライアントとする市場では、人間力としての発注者と共生するアイデアや企画力が本道となとなるでしょう。しかし、インダストリー4.0というファクトリーオートメーションの次世代構想との対比は、私たちの姿を浮き彫りにしてくれたわけですが、自動化と機械連携のありようを他人事としてはいけないことは言うまでもありません。  JP展は、付加価値追求5年の節目を機に「販促印刷博」という新たなカテゴリーのもとに,JP展の中の一つのイベントして次回からさらに強化していきますが、同時に「街に出よう!」を合言葉にして、一般市民や商店街、行政との連携による需要創出に向けた航路をナビゲートしていくことになるでしょう。印刷業界と、その技術・設備を補完するメーカーやベンダー、そして一般社会と一体になって「印刷ができること」を模索していくことになるでしょう。  今回はその第一弾として、JP会期2日まえの6月21日、22日、そして会期初日の23日の3日間、府内を走る地下鉄5路線に中吊り広告を掲出して、新たな視点から「印刷」について思いを寄せていただく機会を作り出していきます。 印刷物が可能とするアイデアとスマホとの連携によるIT情報化社会に生きる印刷機能を、一般市民に理解してもらう企画機材展として、生産設備や会場構成、動員計画を見直していきます。今年のJP展は、JP機材展が変わるプロローグです。次のJP展の幕が上がる合図です。来期からのJP展は「街に出る印刷」の本舞台に替わっていきます。 ≫ニュース全文を読む

2016年03月30日
株式会社モリサワは、デジタルマーケティングで紙と印刷の強みを活かすセミナーを、4月8日(東京)と14日(大阪)で開催します。 講師に株式会社マルケトと、実際にマルケト社からシステムを導入して活用している印刷会社を招き、デジタルマーケティングと紙を複合的に組み合わせることのポイントや効果を、3セッションの構成で分かりやすく解説します。 【セッション内容】 1. Marketoを使って潜在顧客を顕在化 具体的な営業アプローチへのリード(株式会社マルケト) Marketoは、顧客接点を重視するすべての企業が注目するマーケティングオートメーションツールです。デジタルマーケティングを活用して、ビジネスを変えていく方法について講演いたします。 2. 印刷会社のMarketo活用(不二印刷株式会社) Marketoを導入された印刷会社、不二印刷株式会社様に具体的な取り組みや事例をご紹介いただきます。印刷会社はデジタルマーケティングにどう取り組めば、紙の強みを発揮できるかのヒントをお話しいただきます。 3. デジタルマーケティングで拡がる可変印刷(株式会社モリサワ) 弊社がpage2016で、マーケティングオートメーションに初めて取り組んだ事例をご紹介。招待状チケット入りDMから会期後のサンクスメールまで、 実際にMarketoを運用してみて分かった使いどころや注意点を、効果測定した数値を交えてご紹介いたします。 【東京開催】 日 時:4月8日(金) 第一回 13:30~15:00、第二回 16:30~18:00 場 所:株式会社モリサワ 東京本社 新宿区下宮比町2-27 定 員:各回20名 参加費:無料 【大阪開催】 日 時:4月14日(木) 第一回 13:30~15:00、第二回 16:30~18:00 場 所:株式会社モリサワ 大阪本社 大阪市浪速区敷津東2-6-25 定 員:各回20名 参加費:無料 ※各回同一内容です。 ※お申し込み多数の場合は抽選 【ご案内】 http://www.morisawa.co.jp/about/news/3182 【お問い合わせ】 株式会社モリサワ営業担当、または経営企画部マーケティング課、酒井(03-3267-1318)まで ≫ニュース全文を読む

2016年03月24日
JP情報印刷産業展のホームページが、リニュアルオープン致しました。 それに伴いブラウザーのキャッシュ(ウエブページのデータを一時的に保存)の関係で体裁が崩れている場合があります。 下記にて対応してください ◆左上 ホーム(家マーク)の左横の更新ボタンを数回押してください ≫ニュース全文を読む

2016年03月24日
先ずはこのサイトが今回から模様替えをしたことにお気づきでしょうか。「見ればわかる!」って、そうなんです。体験すれば、これまでとの違いが一目瞭然にわかるのです。 「だからどうなんだ!」って、そうなんです。JP展も昨年までと大きく変わるのです。正確には、大きく変わる序章なのです。本番は来年開催のJP展まで持ち越しますが、変化の前の変化、それをご確認いただきたいのです。 「プレJPを開催します」 まるでミステリー。変化の予兆を、「プレJP」でご紹介する内容から推理してください。 それでも変化の外観はご理解いただけますが、来年の中身はおそらくお分かりにならないでしょう。それでいいのです。「プレJP」は今年のJPの中身をご説明するためのものですから。 謎解きの会場は 太閤園       「不思議な紙風船」が目印です ヒント提供日時は 4月8日(金)午後2時~3時  ヒント提供者は  西井幾雄JP産業展協会会長          安藤光信JP産業展協会事務局長 謎解きへの助言  4月8日(金)午後3時~午後4時10分 キーワードは「デジタル印刷機」 助言者は     宮本泰夫バリューマシンインターナショナル副社長          謎解きの情報交流会 太閤園ガーデンホール(この会参加には会費5000円が必要です)          午後4時半から午後6時          関係者が真実を求めてパーティー形式で意見交換をします いかがですか。あなたも「JPの謎とき」に参加しませんか。 申し込みは以下の参加申込書に必要事項を記載の上FAXにてお申込みください。 ◆◆参加表申込書◆◆ ≫ニュース全文を読む

2015年11月06日
LINE(ライン)のクリエーターズから「JP公認キャラクター 赤色フクロー」の スタンプが販売開始!! 下記アドレスでチェックしてください ※知識と知恵を必要な人に届ける使者「赤色フクロー」※ ≫ニュース全文を読む

2015年04月07日
エディックスシステム(広島市中区、山田修二社長)が開発・販売を行っている電気を使わない手動式紙反転装置「JSHANTEN」は、電気も工具も使わず、スペースも取らず効率的な作業環境を実現するものとして注目を集めている。同製品は、これまで課題とされてきた印刷現場における紙の反転作業における労力を解消するために開発されたもので、誰でも簡単に紙積みの反転が行える。作業手順としては、専用パレットを上に置き、ワンタッチでシャフトパネルとサイドキールを取り付け、グリッドポストを付ける。そのまま給紙台へ移動し、シャフトパネル、サイドキールを外すだけで用紙が反転できる。 排紙台からハンドリフトで出したその場でそのまま紙の反転が可能なため、オペレーターが手積みの力作業から解放され、高効率な生産が可能になり、高利益をもたらす。ノーマルキールで紙の高さ70cm、ロングキールで紙の高さ100cmの反転ができる(ノーマルキールまたはロングキールのみの構成も可能)。 また、キャスター付きで移動も簡単・スピーディーに行え、反転後はそのまま給紙台に装填できる。使用後はタイル1枚分のスペースに収納できる。オペレーターが印刷しながら反転でき、アシスタントも不要な同製品を導入することによって、工場内の合理化やコスト競争力の向上に貢献する。 同社では、オプションで各紙のサイズに合わせた特製の反転パレット(A全・菊全・四六全ほか)をはじめ、ノンストップフィーダー用のパンフレット部材も用意している。同社が手動式紙反転装置「JSHANTEN」を開発した背景には、自社で印刷現場における紙積み作業で問題が発生したことが挙げられる。「前工程はデジタル技術が活用されているのに、一番肝心な紙積みのところがアナログでオペレーターの力仕事になっていると痛感した。そして、普通に簡単に重い紙が裏返せないものかと考え、自社に見合った紙積み装置を開発しようと考えました」と山田社長は振り返る。 開発に当たっては、原発停止などから電力供給が不安定なこともあり、電力を使わず、作業が難しくなく、場所も不要で1㌧の紙がきっちりと積めることをコンセプトとした。そして、山田社長は匠の気持ちで試行錯誤を繰り返しながら製品開発に取り組み、完成した製品を2011年秋に社内で使い始めた。 その後、商工会議所の会合に参加した際に製品の紹介を参加者にしたところ、「便利が良いものだから販売すれば」と言われた。「買う立場から見るとデザイン的な部分をはじめ、いろんな問題があり、どのようにして販売すれば良いのかを悩んだ末、展示会に出展しようと決めました」と山田社長が示す通り、同社では昨年5月に開催された「JP2014情報・印刷産業展」に同製品を出展した。そして、来場者から「何か変わったものがある」と関心を集めることとなり、今年に入ってから同社には問い合わせも増え、販売台数も増えてきた。 中には、自動反転装置を持っている印刷会社からは「自動反転装置はあるが、バッテリーが故障して修理費がかかっているが、電気を使わないためその問題はないから安心だ」との評価も得ている。実際に同社では手動式紙反転装置を採り入れてから作業効率が4割アップする好結果を生み出している。 最近では、印刷機械メーカーからも同製品をオプションとして提案する動きがあるほか、業界外からも問い合わせが来るようになったという。「電気を一切使用せず、女性でも1㌧の紙が、まるで綿でも回しているように扱えます。故障の心配もなく使えることから、オフセット枚葉印刷機の革命につながる製品だと自負しています」と山田社長は自信を示す。実際、紙を反転する時間が大幅に短縮できることは、作業効率を高めることになる。「4色機を8色機までとは言いませんが、作業効率が4割アップすることは営業利益にもつながります」と山田社長は語っている。現在、同製品はノーマル・ロング・フルセットといった3つのタイプが用意されており、70万円程度で導入できる(パレットは別売りで1枚25000円程度)。なお、同製品は5月14日からインテックス大阪で開催される「JP2015情報・印刷産業展」にも出展される。 ≫ニュース全文を読む

2015年03月24日
モトヤ(古門慶造社長)はこのほど、1月30・31日の2日間、大阪市中央区のOMMビルで開催した「MOTOYACOLLABORATIONFAIR2015」の会場で併催したポスター展「P―1グランプリ」の1位に生田印刷(大阪市東成区、生田啓司社長)が作成した「大阪市北区中津」の作品が選ばれたことを発表した。毎回、テーマとなるキーワードを示して印刷会社の制作スタッフが発想力や表現力の実力を披露し、「コラボレーションフェア」来場者の投票でグランプリ(プリントナンバーワン)を決定する「P―1グランプリ」は2010年、姫路モトヤ主催の「コラボレーションフェア」での第1回以来、大阪・東京の「コラボレーションフェア」と併催されているが、参加印刷会社からは「公平性・透明性が高く、自社の強みを広くアピールでき、社内の連帯感も強まる」という評価を受け、社内コンペを行って最優秀作を出品する印刷会社も増え、出品作品の質も非常に高くなっている。 今回行われた「P―1グランプリ」では「大阪のおすすめ名所」をテーマに、29点の作品の応募があり、「MOTOYACOLLABORATIONFAIR2015」の会期中、来場者の投票によって優秀作品が選ばれた。1位には生田印刷の「大阪市北区中津」が選ばれ、2位=プロスキャンの「ARぶらり街かど展:勝山編」、3位にはワードワークスの「大阪のおばちゃん(レンチキュラ)」が選ばれた。2月18日には古門社長が生田印刷を訪れ、1位に選ばれた作品をデザインした梶野歩さんと後藤真美さんの栄誉を讃えて表彰状と記念品を手渡した。 今回、1位を受賞した生田印刷は、磁気カードの製作やプリペイドカードの印刷を主事業としており、菊半裁判のオフセット印刷機5台とシルク印刷機2台を所有し、オフセット印刷機は全てがUV対応機で生産効率を上げることで小ロット・納期短縮に対応している。平成5年には韓国で開催された万国博覧会の入場カード1650万枚を取り扱うなど、東南アジアをはじめとする諸外国にテレホンカードやハイウェイカードなどを輸出するまでに至っている。生田印刷では、2013年に初めて「P―1グランプリ」に作品を応募したが、写真と文字のバランスが細か過ぎたことを反省し、今回の作品ではインパクトを重視したデザインを作った結果、2回目の出展で1位に選ばれることとなった。特に、今回は社内で2作品を作成し、投票で出展する作品を決めた。作品のデザインに際しては、梶野歩さんと後藤真美さんが中津まで下見に行き、異次元の世界に入るイメージをデザインしたポスターを作成。ポスターにある「中津」の文字の部分に銀のフィルムを手貼りしてインパクトを高めたことも来場者の関心を集めることに結びついた。1位に選ばれた作品をデザインした生田印刷営業本部デザイン課の梶野歩さんは「前回応募した時に1位との壁を感じていました。今回、再挑戦という心意気で出した結果、1位に選ばれたことは言葉にならない喜びでした。 テーマが『大阪のおすすめ名所』でしたので、私が生まれ育った中津のまちを一人でも多くの方に知ってほしいとの思いを込めました。その作品が1位に選ばれて嬉しいです」と受賞した喜びのコメントを表している。また、デザインをともに作成した後藤真美さんは「中津に下見に行った時に昭和のレトロな雰囲気から梅田スカイビルといった都会の風景も見られ、面白いお店もあり、楽しいところでした。私にとって異次元な世界でしたので、その点をデザインで表現したいと思いました。吸い込まれそうなイメージがデザインできたと思います。今回1位に選ばれて誇りに思います」と語っている。 なお、今回出展された全作品は2月24日より1週間にわたって心斎橋から長堀橋の地下街にあるクリスタ長堀のギャラリーで展示された。 ≫ニュース全文を読む