JP2021

【JP2021・印刷DX展】開催に向けた意見交換会を開催

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JP2021印刷DX展意見交換会の模様

【JP2021・印刷DX展】DXの導入で新たな成長戦略を模索する場へ

JP産業展協会(作道孝行会長)は2月19日、大阪市北区のプレミアホテルCABIN大阪で「JP2021・印刷DX展」開催に向けた意見交換会を開催した。

現在、同協会6月3日(木)4日(金)の2日間、大阪市住之江区のインテックス大阪5号館を会場に「JP2021・印刷DX展」を開催する準備を進めている。

近年、印刷産業を取り巻く環境は激変し続けており、供給過剰・低生産性といった課題に対し、生産集約による高付加価値情報サービス産業への転換を図ることが急務となってきた。今日まで構造改善に積極的な姿勢で取り組んできた印刷産業ではあるが、「零細過多性の克服」は依然として解消されずに至っている。

「低生産性と高コスト体質」が「同質化と過当競争」を招き、「収益低下」に陥る負のスパイラルからの脱却を図るためにもこれらの課題を解決する革新な技術を導入し、省力化を図り、生産性を上げて低コスト体質を構築し、収益向上と差別化戦略・適正な需給バランスを構築していかなければならない。

今後、印刷産業の成長戦略を構築していくうえでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)導入による生産集約による差別化戦略を構築することが企業発展において不可欠となってきた。

そうした環境下にあって6月3・4日に開催される「JP2021・印刷DX展」では、出展各社から供給過剰・低生産性の課題に対して、生産集約による高付加価値情報サービスへの転換で新たな価値創造と生産効率の改革を目指すための最新情報の発信を行っていくことを目指している。

そこで、今回の意見交換会では、主催者側から作道孝行会長(作道印刷株式会社代表取締役)をはじめ、運営委員の岡達也(あさひ高速印刷株式会社代表取締役)、宮本泰夫(株式会社バリューマシーンインターナショナル取締役副社長)、佐藤元(株式会社イデアル代表取締役)の4氏が出席し、出展予定企業と「JP2021・印刷DX展」が目指す方向性について意見を交換した。

新生JP「印刷DX展」の目指すゴールイメージ

「印刷DX展」の名称に込められた想いとしては、①「印刷産業を取り巻く厳しい変化に対し新たな視点を採り入れる」②「デジタル技術の利用による供給過剰・低生産性からの脱却」③「新たな価値創造と生産効率の改革を目指す、最新技術とソリューションを提供する」を掲げている。

そのうえで、新たな視点として「印刷DX」に焦点をあてることで、単なる印刷産業展から脱却しテーマ特化型展示会へと移行し、大阪ローカルの展示会から全国ターゲットへと来場者にとって魅力ある展示会へと脱却を進めていくことを目指す。

「JP2021・印刷DX展」における企画運営アプローチ

印刷DX展(初年度・JP2021)における企画運営目標として主催者と主要出展社との協業の枠組みについて次のことを形成する。

▽展示会主要テーマの設定(印刷DX)に基づき、展示会全体としての一体企画、運営の足掛かりを作る。

▽メインテーマに賛同できる出展社より、企画面での意見抽出の協力を得て主催者を筆頭とした実行委員会形式での企画運営を目指す。

▽展示会場において各出展ブースにおける展示に加え、実行委員会を中心とした展示会全体としてテーマ集約型の展示、訴求を目指す。

▽来場者とのコミュニケーションを展示会全体として深めることで展示会開催意義を高めるとともに、来場者視点での企画策定を出展各社とともに進める。

「JP2021・印刷DX展」における全体企画(運営テーマと実施内容)

展示会(会場展示)

▽一般展示に加えて主催者主導(実行委員会テーマ)での展示を実施しメインテーマである「印刷DX」の訴求を行う。

▽展示会場内の出展エリアを出展内容ごとに分類し、来場者の動線を設計するとともに、各エリアにサインを立てることで、展示会場での出展内容を明確にアナウンスする。

オンライン展示会

▽会場展示と並行してオンライン展示会を実施する場合には、出展各社のオンラインページが並ぶだけでなく、メインテーマにもとづく出展各社合同の企画を実施する。

▽オンラインサイトでの展示は、静的な画像とテキストだけではなく、動画を多用した構成で行い、小規模出展社の展示は事務局がサポートを行う。

セミナー

▽基本的にメインテーマに沿ったタイトルとスピーカーにより構成するが、メーカー・印刷会社・顧客までをひとつのソリューションで括られた形とする。

来場者施策

▽来場者の事前登録に加え、商談希望などを事前に把握し、出展社とのマッチングなどを行う。

▽来場者情報の利用を全出展社にて共有できる仕組みを提供する。

「JP2021・印刷DX展」出展分類一覧

メインテーマ(印刷DX)連動展示

①管理系システム
MIS(経営情報システム)・生産管理・生産業務モニタリング・分析ツール(BIツール)ほか

②ソフトウェア系システム
プリプレスワークフロー・オンラインデータ入稿・オンライン校正・自動データ処理(バッチ化・面付・カラーマネジメント・出力)・デジタルマーケティングツール(MAなど)・バリアブル印刷データ生成ほか

③ハードウェア系システム
各種印刷システム/プリントシステム・各種加工システム・自動処理・検査装置・ロボティクス(AGVなど)・関連資材(各種材料/資材・プレート・色材)ほか

企画展示ゾーン

①産業用途印刷ビジネスゾーン

②販促アイディアグランプリゾーン(販促アイデア協議会協力)

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