【一般社団法人日本グラフィックサービス工業会】出展内容
中小印刷関連業者などで構成する一般社団法人日本グラフィックサービス工業会(以下:ジャグラ)は、2022年度から会員企業の平均規模従業員10人、売上1億円を視野に、仕事をつくりだす(創注)ための「ジャグラコンパクトDX事業」を推進している。「JP2023・印刷DX展」では同事業の最新活動状況を報告する。
進化を求め続ける印刷集団
工業統計上の印刷関連業の製造品出荷額などは年々下降の一途をたどっている。一方で、グラフィックサービス業が包括する国内コンテンツ市場全体で見ると増加傾向にある。
既存の印刷市場の縮小に伴い、事業の裾野をさらに広げ、地域や顧客に必要とされる会社として生き残っていかなければならない。ジャグラは創設当初から“進化を求め続ける印刷集団”を標榜してきた。
今年、改めて約30年前、軽印刷工業会からグラフィックサービス工業会に名称変更した際の理念に立ち返り、「絆をカタチに 今こそグラフィックサービス業へ転換しよう」をスローガンに掲げた。
その具体的な事業を担うのが「ジャグラコンパクトDX」である。
創注をテーマに活動
同事業では、実働部隊として4つの委員会を立ち上げた。自働化をスモールスタートするための生産性向上委員会、どんぶり勘定から脱却するためのMIS研究委員会、緯度経度情報システムを活用したアプリ開発などを進める地域活性化委員会、業界の枠にとらわれず最新のデジタルツールを研究し、取り込んでいく業態進化委員会となる。
委員会には会員企業だけでなく、共にこれから業界で生きていくメーカー、商社などパートナー企業も多く参加し、この1年間、創注をテーマに活動してきた。
DXツールを活用する会員企業の取り組みを披露
初出展となる「JP2023・印刷DX展」では、その一端となる、QRコードを活用したデジタル印刷機の自働化や、単品損益管理の第一歩となるスループット調査、地域防災の意識を高めるパーソナルセーフティーカード作成システム「ジャグラコンパス」の最新情報、そしてバーコード自動検品システムなどのDXツールを活用する会員企業の取り組みを披露する。
会員はもちろん、共に同じ業界で生きる中小印刷関連業の人々とも交流を通じて活力を持ち帰ってもらおうと準備が進められている。
【一般社団法人日本グラフィックサービス工業会】
〒103-0001
東京都中央区日本橋小伝馬町7-16 ニッケイビル
https://www.jagra.or.jp/
小間番号:5-21