JP2020

「JP2020・ICTと印刷展」の内容公開[vol.1]

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「勘働き」から「数値に」置き換えられた「見える化」へ

「JP2020・ICTと印刷展」の内容公開、第1回目は「自動化・高速化は何のため」として「見える化」に各社製品の主眼を置いて説明いたします。

アクションⅠ:労働・環境の改善

労働環境の改善解消は適正な時間と重労働の改善、大気汚染の解消など職場環境の改善を約束し、従来からの社員はもちろん、若年技術者への考慮を優先する。

印刷を連想する社名は敬遠され、ローマ字英語の感性が問われる。熟練技術のデジタル化やミス・ロス防止技術など電子機能の役割に身を置き、製品を次に流す工程でもスピードを競うことから流れを堅持する一定の所作に身をゆだねていく。

アクションⅡ:企業と工場環境のありようとコミュニケーション変化へ

印刷に必要な技術工程や技術は、カリキュラムで自己学習をおこない、その点数によって給料が決まる。機械と工場環境のありよう、その中での作業内容の変化、そして働く人を支える気構えなど、印刷は「コミュニケーション」機能を軸に、主体作業の「印刷の姿」は無人化の方向へ向かっていく。

アクションⅢ:「勘働き」から数値に現れる現象に「見える化」

「ひと昔前の印刷作業は、経験則と勘を働かせた『勘働き』で、その人のノウハウと知恵・技術を生かしてきた。今の人は、こういう場合はこうだと、勘働きではなく『数値に現れる現象に置き換えた見える化』で、機械のフルスペック機能を使う技術につなげてきている」。昨年、導入されたKOMORIの全自動印刷機菊両面8色オフセットオンデマンド印刷機「LITHRON GX44RP」の活用を考えた生産本部長の声である。「もしそうでなければ、今もすでにやっていくことはできないだろう」という。(実例記事は印刷タイムス新年特集号1月10日に紹介記事掲載)

アクションⅣ:「見える化」の方向

システム機構の工程分析を数値化することによって、現在の仕事がどの程度の利益あるいは損失を伴っているのか、あらゆる局面の「見える化」の本質を探ろうとする手順やノウハウ導入の仕方まで、JP2020・ICTと印刷展で基本の損益計算から品質管理、ベルトコンベアなど様々な方法で考えていく。

次回は・・・

第2回内容公開では企画営業としての関西スクリーンデジタル印刷協組とJP展の取り組みをご紹介いたします。

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