誰でも簡単に使用できる製本加工機へと変化
株式会社ウチダテクノ(東京都中央区、五木田行男社長)は、デジタル印刷機器の後加工による付加価値創造、生産性の合理化・自動化を実現する顧客ニーズの変化に対応する製品を「JP2021・印刷DX展」で展示する。
印刷・製本業界では機器の進化は、顧客ニーズの多様化によって業界を超えた広がりを見せている。
中でもデジタル印刷機器の普及が進み、各工程がより顧客に近い存在となる環境下にあって、製本加工機も使う人を限定する機械は過去のものとなり、誰でも簡単に使用できる機械へと変化している。
「機械が使う人を選ぶ」のではなく、「使う人が機械を選ぶ」という時代になり、品質や環境に伴う要求に加え、安全やユーザーフレンドリーに応えることがポイントとなってきた。
株式会社ウチダテクノでは、「Innovation」をコンセプトに掲げながら、 自社が得意とする分野から一歩先を進んで、協業するパートナーと手を取り合うことで、新しい未来を作り上げていくことを目指している。
紙枚数計数機「カウントロンN2500」
めくりクセが付かない高速計数機であり、液晶タッチパネル採用で簡単操作を実現するもの。
コート紙・コートボールなど、厚紙が計数できる。独自の計数プレートにより、計数可能用紙の幅を広げたほか、プレートの交換は工具を使用しない方式で簡単に交換が行えるようになる。
オプションとして、計数結果のワーク添付や履歴管理に使用できる内蔵プリンターをはじめ、ビール券サイズ(70×160㎜)の計数ができる小物ガイド、計数履歴をパソコンに保存するログ管理ソフト、ランダム合紙のメモリーアップ用ROM、エアーテーブルも用意されている。
光枚数計数機「SM-NEWi」
非接触のため、角折れ・傷・汚れがなく、製品の最終検査で使用可能なもの。
ワークの変更もボダン操作のみで簡単に使用できるほか、内蔵プリンターで計数結果が出力できる。ワークに合わせた拡張テーブルやPCと接続し、ログを残すこともできる(オプション)。
NC穿孔機「iR-4Y」
位置決め・セットを全自動で行うインテリジェントドリル。シャープな切れ味を追及した2200回転/分の高速回転・高精度ドリルと新開発マイコン制御とインバーターで一番下の用紙までキレイで正確な穿孔を可能にするもの。
簡単ドリル高さ調整機構でドリル高さ設定がワンタッチで行えるほか、液晶タッチパネルの手順に従って用紙寸法や穿孔ピッチを入力するだけの簡単な対話方式が採用されている。
ドンコ穴・定型2穴・等ピッチ・システム手帳などの基本パターンがあらかじめ登録されているほか、ユ―サー独自の穿孔パターンが120種類自由に登録できる。
帯掛機「テーピットWX」「テーピットWXAUTO」
品物を押える手間を省いた製品であり、数枚からの薄紙の帯掛けが可能となる。クランプ機能で結束物をしっかり押さえ確実に結束でき、膨らみのある物・薄物・折った物・柔らかい物にも安定した美しい結束が行えるようになる。
便利な一時停止機能も付いており、品物を取り出すまでガイドが広がったままでテープが引っかかることがない。スタンバイ時間も0秒で引き締め力は可変式で調整可能。最適な力でしっかりと帯掛けする。
ヒーターシートの採用で溶着時の臭いが出ないほか、誤って空結束してもホールド部へのテープの巻きつきがない。
カッター&クリーサー「AeroCut nano+」
SRA3対応エアーサクション方式の本格派。スリッター刃の設定はピッチゲージの凹部に合わせるだけで段取り替え時間を短縮できる。
見やすく操作性の優れた液晶タッチパネルを採用しており、初心者でも簡単に操作できるほか、調整箇所が少なく操作が簡単なうえ、追加で40種類のメモリー登録が可能となる。
新機能の「Tri-Suction Mechanism」方式で用紙にキズをつけずに1枚ごとに安定した給紙を実現。 カットマーク読み取り機構で1枚ずつの用紙を正確な位置に自動補正。名刺からカード類まで簡単にカットできる。 排紙部には各種サイズのカード受けも用意されている。
株式会社ウチダテクノ
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