見開きA3・A2を二つ折りしたA4・A3の2種類を機械で製本
株式会社ミタニ(名古屋市中村区、三谷潔社長)が「JP2021・印刷DX展」で披露する「Mitabest」は、二つ折り観音製本の専用機械。
二つ折り観音製本とは、建設関係(土木建築・設備)の設計図面を同じサイズのコピー用紙でコピーを取り、コピーした面を内側にして中央より二つ折りにしたものを1冊の枚数分準備するもの。
コピーした折丁図面の白紙面で片面の背と小口側の両淵から一定幅に1枚ずつ糊付をして、1冊分の折丁を重ね貼りして本にする製本方法。本を見開いた状態はレイフラットとなる。
紙の流れはレイフラット製本と同じではあるが、糊付け位置が背と小口の両淵一定幅だけで全面ではないことと、貼り合わせる紙は薄手でしかも腰の弱いコピー用紙であるところが従来の貼り機と相違している。紙サイズは見開きサイズA3・A2を二つ折りしたA4・A3の2種類を機械で製本することができる。
「Mitabest」の主な特長
▽マシンサイズは床面積1㎡強で高さが1.5mのコンパクトサイズ。
▽糊付けはドット模様で塗布できるメッシュローラーユニットを使用。背と小口側の両端から10~20㎜ほど糊付けする(袋とじ状態)。薄手で腰の弱いコピー用紙でも製本することができる。
▽1冊の紙枚数が300枚以上ある場合でもマシンスピードMax100枚/1分間の高速貼合せが可能なため、時間効率のアップにつながる。
▽薄手のコピー用紙などの2枚取り防止フィーダーを独自で開発し、それと併用して2枚取り検知センサーを取り付けできるだけ2枚取りをなくすように設定されている。
「JP2021・印刷DX展」ではフルカバーの製品を披露する。
株式会社ミタニ
〒453-0013
愛知県名古屋市中村区亀島2-2-18
TEL.052-451-3732
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http://www.mitani-tec.co.jp/
小間番号:5-07